猫娘と強化合宿編
NO.074 出久と爆豪の悩み
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いる出久は早朝の時に飯田と轟にどうだったか、と話を聞いてみたが、爆豪は拗ねたような顔はしていたがそれでも大人しかったという。
爆豪の過去の己の行いなのだから一人で向き合いたい感じだったのだろう。
最終的には、
「変な気ぃ使うんじゃねー! ぶっ殺すぞ!!」
との事。
言葉は悪いが強がりが言えるのであればまだ余裕があるのだろうという感じで一応は静観する事にしたという。
出久はそんな爆豪の状況に、「かっちゃんらしいね」と一応の安心をしていた。
それとは別に出久は今回はなぜオールマイトが来ていないのか?とフラッとやってきて相澤に聞いてみた。
返ってきた内容としてはやはりヴィランの目的の一つはオールマイトの抹殺だからだろう。
あと、他にも本当ならもしヴィランが出現してきたら出久も狙われるかもしれない……という懸念があったのでオールマイトと一緒にしておくという意見もあったのだが、それでは過保護すぎるという意見もあり通常通りに強化合宿に参加させたという学校側の葛藤による葛藤もあったという経緯があったが、素直に出久にその事を教えるほど鈍ってはいない相澤はそれとなくはぐらかした。
それより、ピクシーボブが訓練している一同に耳よりの情報を伝える。
「ねこねこねこ。それより訓練ばっかじゃストレス溜まっちゃうでしょ? だから今夜はクラス対抗の肝試しをするからそのつもりでいてね。これぞまさにアメとムチってね!」
そう言って笑うピクシーボブ。
それならば頑張らねば……という気持ちで一同はよりいっそうの訓練に励んでいった。
そんな一方で、爆豪も訓練中にいろんな雑念が入ってきて仕方がないと思っていたが考えねばならない事だと思っていた。
それは……そろそろ出久の事を『デク』とは言わずに名前で呼んでやるかという……。
洸汰の言葉が意外にというかかなり爆豪のトラウマを抉っていたのでこんな考えになっていた。
なまじ出久が今まで『デク』と呼ばれてもなんでもない感じだったから一種の甘えが爆豪にもあったのだろうという心境である。
しかし、急に呼び方を変えたら混乱は必須だろうから羞恥心も相まっていつ言い出すかで頭を悩ませる爆豪であった。
果たしてこの爆豪の想いが成就する時は来るのであろうか……?
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