エピローグ
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が、もしもう1度会えることがあるのなら、その時はちゃんと話をしたい。会えるのは生きている間ではないのかもしれないけれど、もし会えたなら、今度こそちゃんと兄妹で語らいましょう。心からそう思った。
窓から見える景色には、青い空と穏やかな風が漂っていた。まるで、あの悲劇がただの夢だったのかと思わせるほどに。
ネモ……、あなたの元へ行くのはまだまだ先になりそうだけど、どうかそれまで、あの子達を見守っていて──。
窓の外から微かに聞こえる子供たちの笑い声を聞きながら、私は天に祈った。
ここに記したのは昔話。
これは私、チェント・クローティスの罪の記録──その全てである。
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