27部分:第二話 貴き殿堂よその五
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」
前置きしてからの言葉だった。
「殿下を嫌う者はおりませぬ。そうなるにはです」
「私に何かがあるのですか」
「あまりにも魅力的なのです。この世にあるのが奇跡であるまでに」
「奇跡、私が」
「はい。ですから誰も為されなかったことをされるでしょう」
彼は言った。
「後世の誰もが貴方のことを知れば深いものを感じられます」
「私を理解してくれてですか」
「そうです。それはお忘れなきよう」
「その御言葉有り難く思います」
太子はビスマルクの言葉をここまえ聞いて静かに述べた。
「是非共」
「はい、それではです」
「音楽の後は何にされますか」
「そうですね。食事を」
それをだとだ。太子に答えたのだった。
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