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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
11:出来る子と出来ない子の違い
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いった。
気が済んだのか、はたまた飽きたのか……本来の目的を思い出し、その作業に戻ったのだ。
ただ俺は涙目だけどね。

気分を変えようと周囲を見渡し、何かに意識を向けようと努める。
するとケーシーが顔を上気させ部屋から出てきた。
うっうっ……色っぽいなぁ。リュカの奴、良いなぁチキショー!

はっ!
そう言えばリュカは大して口説いていた様に見えなかった。
つまり……ケーシーってば、そう言う()

頼めばOK、人類皆穴兄弟!?
真剣に頼めば迎え入れてくれるってヤツ?
そ、そうだよね……だって人口増加って急務だもんね!

よ、よし……
そうとなれば、気分がノッてる(だろう)今お願いするに限る!
イェ〜イ! リムルダールさいこー!!

「よ、よう……ケーシー」
「あれ、如何したのノリン?」
水飲み場から両手で水を掬い、色っぽく口に運び啜るケーシー……何か(すげ)ードキドキする動作。

「あ、あの……よ、よかったな……そ、その……良い水飲み場が出来て!」
「うん。ホント、リュカさんって凄いよね?」
くぅ〜〜〜! 可愛い! 可愛い笑顔じゃねーか!!

「へ、部屋もリュカに造ってもらったんだろ?」
「うん。防音性のある部屋は必要だよねって言って造ってくれたんだ(照)」
そう、防音大事!

「お、俺も……その防音性を体験したいぜ!」
「……は?」
あれ……ちょっと回りくどかったかな?

「だ、だからぁ……お、俺もぉ……」





(バチーン!!)

「信じらんない! ホント最低! マジ信じらんない!!」
「イテテテテ……」
リュカに殴られた後頭部の痛みも引かない内に、右頬を思いっきりひっぱだかれ悶絶する。

気付けばケーシーは水飲み場から出て何処かに行ってしまった。
な、何だ……? 何がいけなかったんだ?
綺麗に張った水飲み場の水面には、頬に真っ赤な手形を付けた俺の顔が映っていた。

俺はビンタされた衝撃と、怒りを露わにして断られた事実にフラフラしながら水飲み場から出た。
するとそこに、
「おおノリン様……如何なさいました? 頬が腫れておりますけど」
と、天使の様な優しさを振りまくエルさんが現れた。

「い、いえちょっと……ケーシーに……」
「まぁ……ケーシー様が?」
俺の右頬を優しく擦るエルさん。涙が出るぜ。

そ、そう言えばリュカは、事ある毎にエルさんの胸を揉んでいやがったぞ!
エルさんが何か頼み事をして、そのお礼に揉ませてる……じゃぁなくて、爺さんからの依頼でリムルダールに戻ってきた時も、ワザワザ彼女を探してまで揉んでいる!

つまりエルさんは、そう言う意味でも天使なんだ!
そう……今俺が痛みで悶えていると、優しく
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