暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2202話
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はなく父は強しといったところか。
 ただ、その結果としてノリスもガトーに負けないようにとかなり頑張って鍛えているので、ガトーとノリスの2人は加速度的にMSの操縦技術を上げている。
 もしかして青い巨星、黒い三連星といった異名持ちにも勝てるだけの実力はあるのではないかと、そう思えるくらいに。
 アムロやシャアのようなニュータイプはともかく、いわゆるオールドタイプと呼ばれているパイロットの中では、間違いなくノリスとガトーの2人は最高峰の技量を持っているだろう。
 元々他を圧するだけの実力を持っていたのは間違いないが、そんな2人が切磋琢磨――というのはちょっと違う気もするけど――しながら鎬を削った結果、他の者よりも上の段階に進んだと言ってもいい。

「まぁ、ガトーも能力的に見れば、決してノリスには負けていないんだ。だとすれば、そのうち、間違いなくノリスに実力を認めさせるような事も出来るだろ」

 何も知らない者の目から見れば、ガトーは異名持ちではないにしろ、パーソナルカラーは許されていた……言わば、準エースといった存在だった。
 そんなガトーとは裏腹に、ノリスは異名もパーソナルカラーも許されてはいない。
 まぁ、その辺りは……それこそ、サハリン家の護衛という身分だったからこそというのも、関係しているのだろうが。
 ともあれ、ガトーとノリスという2人の腕利きパイロットは、毎日のようにシミュレータや実機での模擬戦を繰り返し……腕を上げていくのだった。
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