第54話 地下遺跡を探索せよ
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「ティータ!」
ティータは勢いよくエステルに抱き着いた、エステルも嬉しそうにティータを抱きしめ返した。
「お姉ちゃん、会いたかったよ!」
「あたしもよ、ティータ!本当に無事で良かった……」
良かったね、エステル。彼女はずっとティータの事気にしていたから二人がこうして会えてわたしもホッした。
「そういえばヨシュアさんはどうしたんですか?それに先ほどまで女王陛下とリシャール大佐達について話し合っていたはずですか何か分かったんですか?」
「あ、そうだった!実はお城の宝物庫で昇降機を見つけたんだけど、ロックがかかっているから起動できないの。ラッセル博士ならどうにか出来ないかしら?」
「昇降機じゃと?」
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――――――
―――
「まさかお城の地下に向かう事になるなんて思ってなかった」
「そうだな、まさかこんなものを作っていたなんてな」
わたし達は現在、グランセル城の宝物庫に作られていた昇降機を使って地下に向かっていた。
何故こうなったのかというとアリシア女王陛下の話ではリシャール大佐の目的は『輝く環』という空の女神が古代人に授けたという伝説のアーティファクトを手に入れる事らしく、それが王都の地下にあるかもしれないらしい。わたし達はリシャール大佐がその輝く環を手に入れる前に彼を止める為に地下に向かっているという訳だ。
向かうメンバーはエステル、ヨシュア、シェラザード、オリビエ、アガット、ジンの予定だったんだけど……
「しかし王都の地下か、年甲斐もなくワクワクしてきたのぅ!」
「お、お爺ちゃん〜……」
「あはは……」
女王陛下のお願いでクローゼが、万が一戦術オーブメントや武器が壊れてもそれを修理できるラッセル博士とティータも一緒に付いてくることになった。本当は危ないので連れていくのは良くないんだけど女王陛下の依頼されたのなら断れないだろう。それに本人達もそれを望むのなら猟兵として任務を遂行するだけだ。
それで彼女たちの護衛をする為にわたしとリィン、ラウラも一緒に付いてくることになったという訳。
「どうやら下に着いたようね」
わたし達が昇降機から出ると、そこには巨大な遺跡が存在していた。下は真っ暗な暗闇が広がっており空中を浮かぶ通路が大きな遺跡に繋がっていた。
「な、何よここ……」
「これは古代ゼムリア文明の遺跡か?相当古い遺跡のようじゃが機能は死んではおらんようじゃな」
ラッセル博士の言う通り辺りは明るく、何らかの音が聞こえてくる。
「それだけじゃねえな、奥からやばそうな雰囲気がプンプンとしてやがる」
「強力な魔獣が徘徊していそうだな」
アガットと
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