暁 〜小説投稿サイト〜
ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第6話 非日常の訪れ
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パードレから生徒を襲う人物がいる、という情報を受け取ったその日の放課後。授業を無事に終えたエースとミストは、購買で買ったアイスを片手に校内のベンチに2人並んで座ってのんびりしていた。
「いやぁ……今日も暑かったなぁ」
「まぁもうすぐ7月だしね。いやでも夏の近づきを実感するよ」
「分かる。みんな夏服だもんな……」
まだ6月の終わりだというのにすでにうだるような暑さを何日か経験しているという事実に、このままいくと今年の夏はいつもより暑くなりそうだなぁ、とややぐったりしながら考える2人。着ている黒系統の色の夏用シャツに汗のシミがべっとりとついていることからも、今の暑さを感じ取ることが出来る。
「夏は嫌いだ……。氷属性の燃費悪い……」
「確かに夏は溶けやすいもんね」
「お前はいいよなー、季節選ばないから」
「いや僕だって落ち葉の多い秋には風で落ち葉が舞い上がって苦労することがあるよ」
魔法はその効力を場所や自然条件に左右されてしまう、ということは、魔法を使用する上では必ず頭に入れておかなければならないことである。そして育成学校で魔法学習をする前にそれを叩きこまれるほどの基本的なことでもある。
例えば、エースの使用する氷属性魔法。気温の低い冬や寒い地域で使えば魔法による盾などの造形物がいつもより壊れにくくなるが、暑い地域や気温の高い夏に使うと脆くなり壊れやすくなる。
ミストの使う風属性魔法は季節や温度に関する制約はないものの、使用場所によっては砂塵や落ち葉が舞い上がって視界が悪くなったり、周囲のものを吹き飛ばしたりしてしまうことがある。それを逆手にとって目くらましとして使うことも可能ではあるが、あまり好まれる方法ではない。
今は初夏の時期なので、エースにとって少々辛い季節ではある。
そしてそれとは別に、思春期真っ只中の男子生徒という点においても、ある意味辛い時期でもある。
「話変えるし、こういうこと言うと変態にしか聞こえないけどさ、最近スプリンコートさんとプラントリナさんの半袖姿が目に劇薬なんだよなー……」
「確かに変態的思考だけども同意するよ。目のやり場に困り始めてきた」
「まぁ俺らもう17だしな。立派に大人の階段上り始めてるわけだし、そうなってもおかしくはないけども……」
──それでもやっぱり目に劇薬だなー
エースがそう思ってしまうのは、ひとえに4人の付き合いが長いからである。
いつもの4人が出会ったのは中等部時代で、入りたての頃にエースとフローラが同じクラスということでつながりが出来たのがきっかけだった。最初はエースとフローラだけだったものが、エース繋がりでミスト、フローラ繋がりでセレシアが入って来て、エースとミストが双子だとバレて
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