第8章 日常編
風呂場での出来事
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ミラさんを除く女性達が、思い出したかのようにそう言う。
「気にして・・・いませんから・・・・・・」
初代はそう言っているが、涙を流している。
「だから初代を洗えと?」
「そうだ。」
俺はエルザさんから風呂での初代の事や俺が初代に触れれる事を聞いた。
「う〜〜〜〜〜〜ん・・・・・・。」
「どうしたんだ?」
「いや・・・ちょっと難しいかもしれませんよ・・・。」
俺はそう言うしかなかった。
「何っ!?お前は唯一、初代に触れる事ができるだろ!!!」
エルザさんが大声でそう言う。
「確かに触れる事はできて、体を洗う事は出来るかもしれませんが、
洗い流す時どうするんですか?」
「ぬぅ・・・。」
どうもそこは考えていないようだ。
「それじゃ・・・」
「うん・・・ある意味無理だね。」
できる事とできない事がある為、ある意味無理である。
「というか、どーして幽霊に触れれるの?」
ミントが疑問に思い、そう言った。
他の人達も気になっている様子。
「まあ、俺の闇竜の力だよ。昔、父さんが言っていたんだ。
『闇竜の目は他の竜より特殊だ。目には見えないモノを見る力がある。
人の気配や透視を見れ、さらには霊を見る事さえ可能。
そしてそれに触れる力も持つ』って。」
俺はそう説明をした。
「成程・・・。」
「というか、霊が見えるって・・・私達、ギルドメンバーだけだけど、
初代見えるから意味ないんじゃあ・・・・・・」
「いや、初代以外の幽霊も見えるぞ、俺は。」
俺の言葉に全員が驚いている。
「まー、これが見えるようになったのは、
最近になって少し修業の時間があったので、
その結果ですけどね。」
俺はそう言う。
「ただなぁ・・・・・・」
「ただ?」
「見える様になって、厄介ごとが増えてねぇ・・・・・・」
「厄介ごと?」
「ああ・・・・・・」
「よく女性の部屋などに男の幽霊がいるんですよね・・・・・・。」
「「「「「「「「「「え・・・。」」」」」」」」」」
俺の言葉に殆どの人達、全員が絶句した・・・・・・。
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