機動戦士ガンダム
2198話
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。ガレットだったか」
「知ってたのか」
ここで妻のナタルではなくテュカの名前が出たのは、後でナタル辺りに報告しておくとして。
「ああ、言ってみれば蕎麦粉のクレープだろ? ……一応聞くけど、ゴーヤは入ってないよな?」
このように尋ねてくるという事は、恐らくムウもゴーヤクレープによって痛い目に遭った事があるのだろう。
「ああ、普通のガレットだ」
「そうか。……なら、俺も食うかな」
そう言い、少し離れた場所にある屋台で、ムウもガレットを買うと、そのまま俺の隣に座る。
先程まではジャンがいた場所だ。
「で? これからルナ・ジオンはどうすると思う?」
「正直なところ、それを俺に聞かれてもな」
ガレットを食べながら尋ねてくるムウだったが、ルナ・ジオンがこれからどう動くのかといった事を、俺が知っている筈もない。
まぁ、ゴップと会談をした時のようにアドバイスをしたりといった真似は出来るが、結局のところはそこまでの話だ。
最終的に決めるのは、ルナ・ジオンの幹部達……そして、女王たるセイラだ。
「何だかんだで、ジオン公国とも資源の取引をしている関係で、敵対しつつ貿易も続けているといった妙な関係なのは間違いないんだよな。連邦とはそれなりに友好的な関係を築いているし……サイド6の方は、特にこれといった何かがある訳でもないし」
ジオン軍、連邦軍共にルナ・ジオンに攻めてくるといった真似もしていないし……そう考えれば、やはり半ば膠着状態に近くなっていると言ってもいい。
寧ろ、月よりもハワイの方が、色々と動きは活発なんだろうなと思いつつ、俺はムウと一緒にガレットを食べるのだった。
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