機動戦士ガンダム
2197話
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もっとも、腕利きの料理人云々と言ってはいるが、実際にはシャドウミラーの中には専門の料理人は四葉だけしかいないのだが。
勿論、他にも料理を作れる者は大勢いる。
俺の恋人の中でも、マリューや千鶴、ミナトといった具合に。……何気にミナト、料理の腕は確かなんだよな。
「喜んで貰えたようで何よりだ」
「言っておくが、お世辞でも何でもないぞ? うちで雇っている料理人にも、これだけの腕を持つ者は……いないとは言わないが、かなり少ない筈だ」
さすがペルソナ世界でも有数の桐条グループを率いる桐条家。料理人を雇っているのはともかく、複数人雇ってるのか。
しかも、美鶴の話を聞く限りでは、四葉並の料理の腕を持つ者が何人かいるという事になる。
これは、素直に凄い。
……ホワイトスターに戻ったら、四葉に教えてみるか?
そうすれば、恐らく四葉は桐条グループに料理を習いに来そうな気がするが。
ともあれ、俺と美鶴は2人だけでゆっくりと話しつつ、桜を見ながら弁当を食べる。
空には雲一つない……これぞ五月晴れと呼ぶべき天気が広がっている。
そんな中でこうして美鶴と花見をしつつデートをするというのは、非常に楽しい出来事なのは間違いない。
「アクセル」
「ん? どうした?」
「……いや、ちょっと呼んだだけだ。こうしてアクセルと2人だけでゆっくりするのも、随分と久しぶりだからな」
「あー……それはな」
美鶴はシャドウワーカーと大学、それと桐条グループの方でも仕事をしており、俺はUC世界の方にかかりきりになっている。
夜はホワイトスターに戻っているし、美鶴が泊まりに来ることも珍しくはないのだが……こうして2人きりというのは、確かに久しぶりなような気がするな。
そんな風に思いつつ、俺は美鶴と一緒に花見デートを楽しみ……その夜は東京で予約していたホテルに美鶴と共に泊まるのだった。
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