暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica23とある少女の覚悟〜Dangerous Gambling〜
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構いませんよね」

「そうそう♪ ルシルがアリサから離れないようにしてるから、ティアナも援護射砲撃できないし、突っ立ってるだけならもう退場しても良いよね〜」

「往けっ!」

――天翔けし俊敏なる啄木鳥――

トリシュさんが放った4本の矢は目にも留まらない速さでティアナさんへと殺到。ガンッ!て派手な音と一緒に着弾して、魔法陣の足場から吹き飛ばされて地面に落下した。その際、背中にあった円い機械が大きな音を立ててティアナさんから外れて、ディエチの“イノーメスカノン”より長い4つの武器がビタン!って倒れた。

「フォイア!」

――コード・シャルギエル――

次にアイリが氷の槍を4本と発射して、槍を4つの武器に突き刺すと同時に炸裂させて凍結した。ティアナさんもその冷気に当てられて若干霜が掛かっちゃった。倒れ伏したまま起きないから、トリシュさんの今の一撃で気を失ったみたい。さらにガシャァン!とガラスが割れるような音と一緒に空間が割れて、そこから「ただいま〜!」ってシャルさんとルミナさん、それにルミナさんに背負われたミヤビさん(意識を失ってるみたい)が飛び出してきた。

「ティアナ! ミヤビさん!?」

「さぁ、これで残るは君だけ・・・だ!」

一際強い斬撃を振るったルシルさん。アリサさんは咄嗟に“ナーゲルリング”で受け止めたけど「きゃあ!」薙ぎ払われて地面を転がった。そんなアリサさんに「これで終わりだ、アリサ」ってルシルさんが言い放って・・・

――煌き示せ(コード)汝の閃輝(アダメル)――

砲撃を1発発射。起き上がろうとしてたアリサさんに直撃させた。起こった魔力爆発の煙が晴れると、アリサさんがぐったりと地面に倒れ伏してた。

「アリサさん、ティアナさん・・・」

ボロボロの姿で倒れてる2人の姿を見て、わたしは胸が苦しくなった。2人はわたしが昔から知る親しい人だ。そんな2人がわたしを拉致するために現れて、また親しい人(ルシルさん)達の手によって迎撃されて・・・負けた。

「これって・・・わたしの所為・・・?」

「「え・・・?」」

「ヴィヴィオさん・・・?」

わたしが聖王女のクローンだから、アリサさんやティアナさん、それにすでに捕まってるスバルさん達がこんな事に・・・。ううん、全部が全部わたしの問題じゃないかもしれない。だけど全くの無関係じゃない。わたしを狙う最後の大隊が次元世界に在り続ける限り、アリサさん達のようにいろんな人たちが拉致されて、洗脳されて、罪を犯し続ける被害者にして加害者になっちゃう。

「もう護ってもらってるだけじゃダメなんだ・・・」

「ヴィヴィオ、何を言ってるの?」

「変な事を考えていませんか、ヴィヴィオ?」

「ヴィヴィオさん、そこから先は
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