暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica23とある少女の覚悟〜Dangerous Gambling〜
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ならあたし達、相手がルシルさんでも一歩も引きません!」

ティアナが俺から距離を取るべく、武装すべての銃砲口を俺に向けたまま後退し、宙に魔法陣の足場・フローターフィールドを展開して飛び乗った。空からの攻撃ならアリサに間違っても当てる心配はないだろうからな。

「アイリ、トリシュ。ヴィヴィオ達から目を離さないでくれ」

「ヤー!」「了解です!」

――フォックスバット・ラン――

アリサは高速移動魔法を使って俺に突撃して、“ナーゲルリンク”の剣身に炎を付加しての直接斬撃を振るってきた。俺を相手に真っ向から突っ込むことがどれだけ悪手なのか、もう忘れたのかアリサ。

――舞い降るは(コード)汝の雷光(パシエル)――

突っ込んでくるアリサへ向けて雷槍10本を斉射する。火炎斬撃を横薙ぎに振るって、直撃コースの雷槍だけを弾き返したアリサに対して・・・

第二波装填(セカンドバレル・セット)

――轟き響け(コード)汝の雷光(バラキエル)――

「ジャッジメン――」

追加の雷槍10本を頭上に展開し、俺のすぐ近くにまで来た彼女へと放とうとした時、「させません!」と、ティアナの“クロスミラージュ”や他の兵装から物質弾や魔力弾、エネルギー弾が発射されて、雷槍が発射される前に潰しにきた。

「ナイスよ、ギル!」

――タイラントフレア――

――輝き燃えろ(コード)汝の威容 (ケルビエル)――

さらに爆発的に噴き上がる炎。俺は既に“ナーゲルリング”の攻撃範囲内に入っているが、「温いな」と俺は漏らし、「ケルビエル!」を発動。俺の足元に円陣が展開され、円陣内に炎が噴き上がる。

「ぐっ・・・くぅぅ・・・!」

アリサが一瞬にして蒼炎に飲み込まれ、“ナーゲルリング”による火炎斬撃も俺に届かなかった。

†††Sideルシリオン⇒ヴィヴィオ†††

なのはママやフェイトママ達のお友達のアリサさん、そして部下だったティアナさんが、わたしを狙う最後の大隊のメンバーとして現れた。そして今、ルシルさんと交戦中。

「ファイア!」

――クロスファイアシュート――

「せぇぇぇぇい!!」

――ヴォルカニックスカッシャー――

ティアナさんの魔力弾幕にアリサさんの巨大魔力斬撃がルシルさんに迫るけど、「イロウエル!」っていう、とんでもなく大きな銀色の両腕が、虫を追い払うかのような動きで弾幕と斬撃を薙ぎ払って、「きゃあああああ!」アリサさんとティアナさんも一緒に吹っ飛ばした。ルールの中で行う試合じゃなくて、カウンテッド・アウトやサレンダーなんていうものが無い本物の戦闘・・・。

「アリサ、ティアナ、降参してくれないか? もう判っているだろ? 君たちでは俺には勝てないと」

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