暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica23とある少女の覚悟〜Dangerous Gambling〜
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」
ありえない話を振ってみる。スパイをするなら必ず、親しいチーム海鳴の誰かに相談なり、クロノやリンディ統括官といった上司に許可を取るなりするはずだ。しかしそんな話は聞いていない。親しい友人や上司以外の誰かにスパイをするなどアリサの性格からして話すわけも、自分ひとりで決めたわけでもないだろうし。
(さぁ、どう答えてくれる? )
『・・・無理よ。今のあたしは最後の大隊のアリサ、いいえ・・・カランよ。同志を売る真似は出来ないわ』
他の仮面持ちの監視を誤魔化すために口頭で嘘を吐き、念話で真実を語ることは出来たはずだ。しかし念話で断言したアリサはもう「敵なんだね・・・」と落ち込むアイリの言うように、彼女は捕まえるべき敵だ。
「ティアナもそれで良いんだな?」
「はい。最後の大隊のメンバー、ギルとして・・・お兄ちゃんと一緒に世界の理不尽と戦うって決めたんです」
――フルアーマメント――
ティアナの背中に機械の環が展開された。環の四方からアームが伸び、右肩上のアームには機関部・銃身・銃床が3倍ほど長くなってはいるが、SIG SG550をモデルとしたであろうアサルトライフルが装着されている。左肩上にはゾロターンS-18/100をモデルにしたであろう対戦車ライフル、右脇下にはM134をモデルにしたであろうガトリングガン、左脇下には2m半ほどの細長い銃身とマガジンが挿された長方形の機関部で構成されたレールガン。そして両手には2挺の“クロスミラージュ”。銃火器の完全武装だな。
「で? アリサ、君・・・フレイムアイズはどうした?」
アリサの持つデバイスらしき大剣は両刃で、フルドライブのクレイモアフォームと似ているがこっちは実体剣だな。あと柄が異様に長い。両手で持ってもまだ余りある。
「フレイムアイズ? あたしの言うこと聞かないし邪魔から置いてきたわ。スペック的にはこのナーゲルリングの方が上だし、どちらを使うかは明らかでしょ」
アリサはそう言って“ナーゲルリング”を自分の胸の辺りまで持ち上げ、水平に構えると「カートリッジロード」と一言。柄頭と柄尻部分がスライドし、2つのシリンダーがその姿を見せた。2つのシリンダーによる2発のカートリッジロード。アリサの魔力が爆発的に上がった。
「そうか・・・。洗脳か偽者か、どちらにしろ相棒を見捨てた時点でお前はもうアリサじゃない」
アリサとしての自我と記憶がある以上、“フレイムアイズ”への思い入れも憶えているはず。使わないが待機形態で持っているというのならまだ良いとして、置いてきたとなると本当に大隊側に付いていることになる。
「とにかく、君ら2人はここで確実に捕まえる。話し合いはその後でだ」
「ヴィヴィオとフォルセティとイクスは貰っていくわ」
「その為
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