暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica23とある少女の覚悟〜Dangerous Gambling〜
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「え・・・?」

「ええええ?」

「私たちダメなの〜?」

コロナとリオとリヴィアは不満気だが、ルーテシアだけは「うん、判りました」と素直に受け入れてくれた。

「トリシュさんもさっき言ってたでしょ。どれだけ強くても私たちは民間人。それに本当に危ない事件に首を突っ込むには・・・私たちは子供過ぎる」

ルーテシアの言葉にリヴィアも「判った、帰る」と応じてくれた。子供組で最強のリヴィアが折れたとあってはコロナとリオも折れざるを得なくなり、ルーツィエの運転する車で一足先に帰ることになった。

「ヴィヴィオ、フォルセティ君、イクス、アインハルトさん」

「気を付けて帰ってきてね」

「うん、ありがとう」

「はい。必ず」

「ありがとうございます」

別れを惜しんでいるヴィヴィオ達を見守っているところで、結界内にバラ巻いて置いたサーチャー術式・イシュリエルから、シャルがピンチに陥っている映像が送られてきた。シャルとミヤビの相性はあまり良くないからな。

「ルミナ。シャルの旗色が悪い。援護に向かってくれないか?」

「イリスが? 判った、送って」

ルミナの肩に手を置いて、結界内への進入許可を与えてポンッと背中を押した。それでルミナの姿が消えた。無事に結界に進入できたようで何より。それからルーツィエにコロナ達を託し、俺とアイリとトリシュは、フォルセティとヴィヴィオとイクスとアインハルトの4人の護衛を続ける。それからすぐサイレンがフェードインして来て、騎士団の護送車5台が到着。

「お疲れ様です、騎士トリシュタン、騎士ルシリオン、騎士アイリ」

「お疲れ様です。彼らが護送してもらいたい仮面持ちです」

「あー、はい、判りました」

俺が捕らえた十数人の仮面持ち達の現状を見て、騎士たちがドン引きしてしまった。連中は今、クリスタルケージの効果を有した改良版、テリトリー・オブ・スフィアケージで別々に捕らえている。さらに雷龍ジェレミエルの開けた口の中に放り込まれている。少しでも怪しい動きや他の仮面持ちが奪還しに来た際は、問答無用で雷龍の口を閉じ、円盾も解除する。それらを全て解除し終え、地面に仮面持ち達を降ろす。

「それでは、責任を持って護送します」

「はい、よろしくお願いします」

次々と護送車に連行されていく仮面持ちを見届け、護送車が騎士団本部へと向けて発進したのを見送っていると・・・

――トランスファーゲート――

あの空間の歪みが俺たちの前に現れ、そこから2人の女仮面持ちが姿を見せたことで、俺とアイリとトリシュはフォルセティ達の三方に付いて防御陣を執りつつ、フォルセティ達を二重防御結界の「デュアルクリスタルケージ」で覆う。

「ちょっと、しつこいんじゃない? アイリ達
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