暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica23とある少女の覚悟〜Dangerous Gambling〜
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†††Sideルシリオン†††
シャルとミヤビと思しき女性仮面持ちを結界内に閉じ込めた後、教会騎士団の本部に応援を寄越してもらうように連絡。今回のヴィヴィオ拉致未遂で確保できた仮面持ちを移送してもらうためだ。ついでに周辺を警邏中の他の騎士隊に協力してもらい、周囲1km圏内を封鎖してもらった。さらに魔法戦の練習が出来る屋外練習公園へと移動。
「巻き込んでしまってすまないな、ヴィクトーリア、ハリー達も。いろいろと面倒な事になるだろうから、先に帰ってもらって構わないよ」
「こんなところにまで付いて来てもらった後で申し訳ないけどさ」
「ここからは私たちの仕事ですから」
俺とルミナとトリシュで、ここまで付き合ってもらったことへの「ありがとう」感謝を述べ、シャルと仮面持ちを見送った後もなお襲い掛かってくる仮面持ちとの戦闘に巻き込まないように先に帰らせようとしたんだが・・・。
「いいえ。お手伝いさせてください。友人をこのまま放って帰るなど、雷帝ダールグリュンの子孫の名が泣きますわ」
「そういうことっス! 管理局員を目指す身としても逃げ帰るわけにはいかないんで!」
ヴィクトーリアとハリーが防護服に変身して、仮面持ちの迎撃にやる気を漲らせている。そんな彼女たちにルミナが「忘れてない? これはルールありの試合じゃないよ?」と現実を突き付けた。インターミドルの試合に敗北はあれど敗死はない。
「これは本当の事件。運が悪ければ死ぬ可能性もある戦闘なの。あなた達の気概は買うけど、アスリートとガチの戦闘者を一緒にしない方が身のためだと思う」
「「っ・・・!」」
ルミナが殺気をヴィクトーリアとハリーに放つと、彼女たちは目に見えて脂汗を掻いて数歩と後退した。踏み止まれず逃げてしまったわけだが・・・。トリシュが「こら。ダメですよ」とルミナの肩に手を置いた。
「あなた達の実力は知ってはいるけれど、それでも民間人には変わりないの。だから今日のところは耐えてもらって、引いてくれると嬉しいのですが・・・」
「お嬢様。アルテルミナス様やトリシュタン様の仰る通りです」
ダールグリュン家の執事、エドガーからもそう言われたことでヴィクトーリアは「判りました。今日は本当にありがとうございました」と一礼した。ハリーもヴィクトーリアが折れたことで「っス・・・」と項垂れたのか一礼したのか判らないが頭を下げた。
「お嬢様とハリー様たちは、私が責任を持って送り届けます」
「ええ、よろしくお願いします」
そうしてヴィクトーリア達は、エドガーの運転する車に乗ってこの場を後にした。さて次は「コロナ達も、先に帰っていてもらおうか」と、ヴィヴィオの側にずっと付いていてくれているコロナとリオ、ルーテシアとリヴィアへと目をやる。
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