暁 〜小説投稿サイト〜
真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
再び1Fの探索そして・・・
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居ようが否定が出来ない。
俺は今一度気を取り直し、警戒をしながら向かうことにした。
扉を探ったが相変わらず出れないみたいだ。
仕方がないので俺は、食堂の方に行くと後ろの二人を指さしそちらに向かった。

 中に入ると豪華な食事がたくさん並んでいた。
当たり前だが数時間前までは腐りきっていた食事たちだ。
アリサとすずかもそれを見て、よさそうな雰囲気だったが、それを伝えた瞬間
そっぽを向いた。

 俺は上座の方に行き、顔が破られてる絵画の所を調べ上げたところ、何かボタンのようなものを見つけた。
俺は、アリサとすずか達を下座の方まで下がれと言い、そのボタンを押した。
奥の方で歯車の音が鳴り響いて、上座の椅子の後ろから何かが動き出したので、
俺はジャンプですずか達のところまで下がった。
音が鳴り収まって近づいてみると、地下に続く階段が現れた。
本当に何でもありだ!

「きゃ〜!」

 アリサの悲鳴が聞こえたのでそちらを振り向くと、
先ほどまでなかったネズミの死骸が大量に俺の後ろに広がっていた。

「なんで、なんなのよ、ここは!」

 俺はジャンプでそれを飛び越えすぐにアリサを抱きしめる。

「落ち着けアリサ」

「もう嫌よ!私たちもう帰れないの?」

「必ず返してやるから落ち着けよ」

「だって、先もコウモリの死骸とか今のネズミの死骸もこの前見た映画そっくりだったんだから。
みんな死んじゃうんだよ」

 なんでそんなバッドエンディングな映画を見るんだ!

「アリサも先ほど言っただろう」

「あ・・・あたしが?」

「あぁクトゥルフの事、創作だからって、アリサが見たやつもそうだろ」

「う・・・うん」

「アリサちゃん、私も綾君も一緒にいるんだから」

「わ・・・悪かったわ、取り乱して」

 アリサは恥ずかしそうにうつむきながらそう言った。

「気にするな・・・こんな不気味な館に閉じ込められたんだ!
冷静でいて助かる」

 俺が本当の小学生だったらこんな冷静でいられねえぞ
よくこの二人冷静でいられる。大した女たちだ。

「一応聞くが、お前たち玄関ホールで待機って言う事もできるぞ
悪意からの結界を張るから一応の安全は護られるとは思うのだが・・・」

 気休めでしかない。
これが正常に効くのなら開門でこの館から出られるはずだからだ

「「綾 (くん)が一緒に待機するのなら」」

「それはダメだろう、ああやって道が開いたからには」

「なら行くわよ」

 今度は目に力が入ったような感じでアリサが答えてくれた

「う・・・うん私も行くよ」

「どうしたすずか?」

「う・・・うん、でも何か引っかかってる感じがして」

「そうか
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