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勇者番長ダイバンチョウ
第25話 かつての敵は今日のダチ公!? 面倒臭ぇ事は酒に流して一気呑み
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面白い連中が多いみたいだな。近い内に軽く小突いて見るのも面白いかもな】

 そんな中、一人シリアスな事を呟きながら酒を煽るオルカガイスト。
 だが、そんなオルカガイストを背後からホエールガイストとバトル太郎が抑え込む。

【なぁに辛気臭い顔してんだぁせがれよぉ! お前ももっと呑め呑めぇ!】
【な、お、親父! う、酒臭っ! 飲みすぎだろうが!】
【馬鹿野郎! こんなのまだ飲んだうちに入らねぇよ! それよりもっとのめのめぇ!】
【がぼごぼぐぼぼぼぼぉぉぉ!】

 ホエールガイストに無理やり瓶を数本口に突っ込まれて酒を流し込まれるオルカガイスト。
 その後、彼が目を覚ましたのは式典から3日後の午後辺りだと言うそうだ。

【ぢぐじょう! ぎいでぐでよぉレズぎゅー!】
【ど、ドリルさん・・・まさか酔っぱらってる?】
【ざいきんさぁ・・・ドリ子さんがデートすっぽかしてるんだよぉ。俺ふあれちあったんあなぁ?】

 酔っぱらいまくっているせいか呂律が回っていないのだが、要するに彼女がデートに中々応じてくれないようだ。
 まぁ、彼女と言っても相手は無機物なので別にドリル個人が気にする事ではないのだが。

【うおぉぉぉぉぉぉぉぉん! 俺の何がいけなかったんだよぉぉぉ! ドリ子ざああああああああああああああん!!!】
【えっと・・・どうしよう・・・僕、酔っぱらった人の対応なんてした事ないんだけどなぁ・・・兄さん達は皆酔っぱらっちゃってるし・・・何で僕は酒が飲めないんだろう】

 一人酒が飲めなかったレスキューは哀れ、ドリルの介護役をやらされる羽目になるのだとか。

【ちょいと守ぅぅ! あんた少しはしゃきっとしなさいよねしゃきっとぉ!】
【うん、そうかなぁ? 僕は今でも十分しゃきっとしているつもりだけどなぁ】
【全然してない! あんらぐニャンぐニャンだよぉ! あたぃの目は誤魔化せないんだからねぇ!】
【ははは、そんな目で見られたら誤魔化しようがないね。可愛いよ、茜さん】
【・・・ふぇっ? 今何か言ったかぃ?】
【さぁね、空耳じゃないかな?】

 しれっとした顔をする守だが、その顔には言ってやったと言った顔が浮かび上がっていた。

【番君、ちょっと良いかい?】
【んだよ? ちゃんと酒はあれ以降呑んでねぇよ】
【それは結構。だけど、私が話したいのはそれじゃないんだ】
【???】

 何時になく意味深な態度をとるノルウェールに番は怪訝そうな顔をする。

【今回は私は助力しただろうが、これ以降私は君たちの戦いに一切介入はしない】
【・・・そうか】
【即答だね。質問しないのかい?】
【大体分かるさ。あんたが例の宇宙なんちゃらって組織の中でもそれなりに上の人間だってのがさ】
【こりゃ驚いた。思ったより頭良
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