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勇者番長ダイバンチョウ
第25話 かつての敵は今日のダチ公!? 面倒臭ぇ事は酒に流して一気呑み
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を此処に宣言する! 今、今日この太陽系第三番惑星≪地球≫と言う星にて、我ら星雲組は復活した事を此処に宣言する! 我らと志を同じくす者があるならば集うが良い! 我らに挑む猛者達は挑むが良い! 我ら星雲組は、如何なる者達の挑戦も受ける所存である!』

 組長のスピーチが終わり、深い深呼吸を行う組長を下げ、今度はノルウェールが前に出る。

【皆さまも既にご承知の通り、星雲組は今この場を以て復活を宣言しました。それに伴い、星雲組若頭のレッドと、地球人代表轟番との、兄弟の契り及び、地球人との半永久的な同盟を結ぶ誓いの盃を酌み交わして貰う。星雲組の仁義の炎と鉄の契りを結ぶ者は盃を受け取って欲しい。我らの意思に従わず、反抗の意思ある者は今すぐにこの会場より去ってくれて構わない。無論、去り行く者を背後から討つような愚かな真似はしない事を此処に宣言する! 来賓の方々、反応は如何に?】

 宣告をした後、ノルウェールは来賓達へと視線を移した。
 会場にずらりと並べられた大勢の来賓達。その来賓達の中に、会場を後にする者は・・・一人としていなかった。

【全員賛同の意思と受け取る。ならば、盃を!】
【【はい!】】

 ノルウェールの命を受け、数名の宇宙警備隊員達が大勢の猛者達に盃を配り、酒を注ぐ。
 当然番とレッドは特別な誓いと言う訳なので特大の盃に並々に酒が注がれていく。

【本来なら未成年の飲酒はご法度なんだけど、今回は形式だからこの一杯だけだよ】
【ガキ扱いすんなっての!】
【ははは、私からしたら君なんてまだまだお子様さ】
【んだとぉ、おっさん!】
【Don’t say !four or five!!】
【え? どせ・・・・ほは・・・な、何だ?】
【四の五の言うな!! って事だよ。昔私が若い頃に言われた言葉でね】
【んだよそりゃ?】

 半ば釈然としないながらも、番はそれ以上の追求はしなかった。
 別に興味がなかった訳ではない。だが、今は別に聞く必要もないと判断したからだ。
 そうして、レッドと番。双方が注がれた酒を飲み干す。それに続くように来賓の客達も一斉に盃を傾ける。





     ***




 堅苦しい式典が終わった後は、それはもう飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎが待っていた。
 皆形式だの堅苦しい事は抜きにして大いに飲んで歌って騒ぎまくっている。

【おぉい、エビはないのか? エビをもっとくれぃ! 後バーボンのオイル割お替りなぁ】
【こっちは焼酎のオイル割を頼む! 後つまみで宇宙鶏のから揚げを頼む!】

 そう言っているのは黒い表面が真っ赤になるまでグデングデンに飲みまくったホエールガイストがバトル太郎と共に酒を飲みつまみを食い散らかしている光景だった。

【星雲組か・・・
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