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勇者番長ダイバンチョウ
第25話 かつての敵は今日のダチ公!? 面倒臭ぇ事は酒に流して一気呑み
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になる」
「手厳しいね。私から見ても彼は十分やっている筈だけどなぁ」
「それで済まない相手がいる事をお前も分かっている筈だ」
「それって・・・奴らが動いたのか?」
「嫌、まだ動きはない。恐らく・・・奴らが動くのはこの二つの組のぶつかり合いが終結した後だろう」

 仮面を被っている為に表情は見えないが、相当険しい表情をしているのはノルウェールにも伺えた。

「とりあえず、私は今後二つの組の抗争には一切関与しない事を告げてきた」
「それで良い。この戦いは奴自身の力で切り抜けねば意味がない」
「それで、もし切り抜けられなかったときはどうするんだい?」
「その時はその時だ・・・この程度の戦いを乗り越えられない程度ではこれから先の時代に現れるであろう勇者達の妨げになる可能性もある。最悪の場合ーーー」
「分かっている。エクスカイザーやファイバード達には連戦になるだろうが赴いてもらう」
「ノルウェール、すまんがもう一つ無茶を聞いてはくれんか?」
「やれやれ、こっちの頼みを聞かない癖に無茶ばかり頼む君には呆れるよ」

 苦笑を浮かべながらも、ノルウェールは彼から言い渡される無茶ぶりに応じようとする心構えを持っていた。
 それが、この後の宇宙の為だと言うのならばーーー




     つづく
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