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勇者番長ダイバンチョウ
第25話 かつての敵は今日のダチ公!? 面倒臭ぇ事は酒に流して一気呑み
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かガサツと言うか大雑把と言うか(以下略】
「ドリル・・・後、何気にレスキューもひでぇ・・・」

 意外とレスキューは毒舌持ちだったようだ。今後は付き合いを改めないと痛い目をみそうだと心に誓う番なのであった。

【まぁ、各々方の意見もあるのじゃろうが、わしとしては番以上の適任者は居らんと思っちょるんじゃ。それにのぉーーー】

 ふと、言葉を切り、レッドは思いつめたような表情を浮かべていた。

「どうしたんだよ、レッド?」
【これは、わし個人の提案なんじゃが・・・わしは、番・・・おまんと『兄弟の盃』を交わしたいと思っちょるんじゃ】

 !!!!!

 レッドのその言葉に番以外の面々が驚きの表情を浮かべだした。

「兄弟の盃? なんだ、そりゃ」
【れ、レッドの兄貴! いくら何でもそれは不味いんじゃぁ?】
【そうですよ! そう言うのって個人で決めちゃ後々面倒になりそうですしーーー】

 突然会話に入ってきたハジとサブ。こいつら、あれからずっとこのバンチョーベースに居座っていたりする。
 一応レッドの子分なので大目に見てはいるのだが、まぁ誰も気にしてなどいないので特に問題なしで良いだろう。

【それは重々承知しちょる。じゃからこそじゃ、それを大々的に行うつもりなんじゃ】
「話が見えねぇなぁ。要するにどうすりゃ良いんだよ?」
「つまり、レッド君はこう言っているのさ。地球人と同盟を結ぶのと、轟番君との兄弟の契りを交わす盃を同時に行おう・・・とね」

 突如別方向から声が聞こえてきた。
 聞き慣れない声だ。

「なんだ、バンチョウか? それともイインチョウか?」
【俺は何も言ってねぇぞ】
【私もだ。無論スケバンチョウも言ってないそうだ】

 そう言って、イインチョウの隣には何故かスケバンチョウが陣取っていた。
 しかも、妙に車間距離が近い気がする。

「おい、あれ・・・どうなってんだ?」
「なんか、スケバンチョウの奴妙にイインチョウの奴が気に入っちまったみたいでねぇ」
「あぁ、つまりお前と同じーーー」

 それ以降の言葉が放たれるよりも前に茜の踵落としが番の顔面に叩きつけられたのは言うまでもない。

「おやおや、これまた随分と活気に満ち溢れた場所だね。いやぁ、若いとは素晴らしい事だ」

 声の主がすっと姿を現してきた。
 見慣れないスーツを身に纏った男性だった。年は30代後半を行っている位に見える。
 落ち着きのある顔つきの裏には、年不相応ともとれる気迫が感じ取れるが、別に好戦的な訳ではない。寧ろその逆を行く感じにも見える。

「んだぁ? このおっさんは」
【番! し、失礼致しました!! ノルウェール一等空佐!】

 突然、イインチョウが畏まった感じで声を挙げる。が、その
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