第34話:大地は続くよ、どこまでも!?
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通行にかなりの支障が出ていました。途中に3ヶ所有る橋も大分くたびれていて、すぐにどうこうといった訳ではありませんが、大規模な改修工事が必要と思われます。
そこで、まず街道補修に必要不可欠な土メイジを集めることにしました。アルバート様から既に話を通してあると言われましたので、メイジの集まっているいつもの屋敷に行って、メイジのまとめ役でもあるヴィルムさんに状況を説明しました。
ヴィルムさんは、すぐに土メイジを集めてくれました。やはり、アルバート様から、今後の作業で必要なメイジを借りにくることを前もってお願いされていたので、いつでも動ける様に、予め選抜をしてくれていたそうです。
今回の街道整備に応援に来てくれる土メイジは、トライアングルクラスを中心に、ラインクラスを入れて7人となり、土メイジの指揮はスクエアクラスのヴィルムさんが取ってくれることになりました。
早速、ヴィルムさんを含めた8人の土メイジに『改革推進部』の建物に移動して貰い、開いている部屋で『施設課』の局員と一緒にミーティングを行います。
ミーティングの内容は、今回行う街道整備について、範囲や整備の方法について調整し、必要な資材、作業員などの準備状況や、工事の期間などを話し合います。
この会議で、ツェルプストー辺境伯との間の街道を整備する為のラフプランから、詳細な工事計画が出来上がりました。
この工事計画書を持ってボンバード伯爵に面会し、説明と調整を行った後、無事に承認して貰うことが出来ました。いよいよ工事開始です。
まず、領民から作業員を募集します。村長等には予めアルバート様が話を通してありましたので、早速領内の村等に募集の張り紙をして行きます。
採用人数は10人。工事作業員が男性8人と炊き出しに女性2人を募集しました。基本的に工事が終わるまでは住み込みとなりますから、その間村等に不在となっても問題無い人が募集対象になります。
工事作業員は今回力仕事が多くなるので、健康であることの他に、それなりに力があることも条件としました。炊き出しの方は20人位の食事を作り続けるので、体力のある人で、美味い食事を作れる人が条件です。
おそらく、募集した作業員が集まるのは1週間程度は掛かると思いますから、その間整地作業の準備を進めておくことにしました。
ゴーレムを使って街道脇から土砂を運ばせ、大雑把な整地を行います。他のゴーレムで適当な岩を集めて来て、それを二つに割って、割った面を平らになる様に削ります。後は作業員が来てから、細かい調整をして岩を敷き詰めていくことになります。
ゴーレムの運用はトライアングルクラスのメイジが行い、岩を集めて加工する作業はラインクラスのメイジが行うように、分担作業を行って効率化を図っています。
『事務局』:ゾフ
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