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ハルケギニアの電気工事
第34話:大地は続くよ、どこまでも!?
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には準備すらないので単に荷物を取りに来ただけの様な感じになりました。
 アルメリアさんの家の前まで持ってきたお土産は、代表の所に行っている間に、影も形もなくなっていました。既に分配も終わったのでしょうね。いつもながら素早い行動です。

 2人で集落外の草原まで来ると、『ヴァルファーレ』が大人しく待っていました。今日もエルフの子供達や戦士の皆さんが廻りに集まって賑やかになっています。ほんと人気者ですね。
 皆さんに挨拶をして『ヴァルファーレ』に乗り込みます。アルメリアさんもすっかり乗り慣れた様で、スムーズに座席に乗り込んでベルトを締めました。僕も続いて後席に乗り込んでベルトを締めます。準備が出来てすぐに離陸しました。

 まず向かった先は、いつものベースキャンプ。今日から3日間はこのベースキャンプを拠点として、「アガベ・アスール・テキラーナ」と「ケイアップル」の再調査に植え替え作業を行う予定です。

 ベースキャンプはこの前来た時と変わらず、誰かが(幻獣や獣などを含めて)来た様な形跡はありません。アルメリアさんは初めて会った時は歩いて来たのに、他の人は本当に来ない所なんですね。
 早速、何時も使っているキャンプ用の小屋作りを行って、荷物を整理してから、ゴムの木などの確認に行きます。アルメリアさんは別行動で、植物調査に行きました。

「『ヴァルファーレ』。何時も済みませんが、監視の方をよろしくお願いします。何か変わったことがあったら呼んで下さい。」

[任せておけ。安心して主の仕事をすることじゃ。]

 後に何時も『ヴァルファーレ』が居てくれるので、安心して動き回ることが出来ます。本当に有り難い事ですね。

 いつもの経路を小一時間掛けてざっと歩いて見て回りましたが、ゴムの木も廻りの椰子の木も変わりなく、元気なようです。今日はゴムの採集は行わないので見て回っただけですが、その内また採集に来ることになるのでしょうね。もしかしたら、ゴムの木も一ヶ所に纏めた方が良いのかもしれません。後で考えておきましょう。

 次に「アガベ・アスール・テキラーナ」の自生地を見に行きましたが、前回発見した9本の「アガベ・アスール・テキラーナ」も特に変わりが無く、少しですが元気に成長しているようです。
 発見場所を記した地図を見直し、まだ調査していないエリアを特定して、他にも「アガベ・アスール・テキラーナ」が無いか探してみました。その結果、昼食を挟んで夕食の時間までに、新たに6本の「アガベ・アスール・テキラーナ」を見つける事が出来ました。
 これからも継続的に調査が必要ですが、差し当たってこの15本の「アガベ・アスール・テキラーナ」を、高台に移植してしまいましょう。

 ベースキャンプに戻って、まず『ヴァルファーレ』に魚を捕ってきて貰いました
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