244部分:第十七話 熱心に祈るあの男その八
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に跪いているその後姿を見てだ。王はこう言うのだった。
「まさかと思うが」
「陛下ですね」
その声にだ。そのマントの者も応えてきた。
声は高い男の声だ。所謂テノールだ。しかしテノールにしては低い。それでいて輝かしい、その声は王が最も知る声であった。
その声でわかった。彼は。
「白銀の騎士か」
「はい」
王の言葉に頷いてであった。彼は。
すくっと立ち上がった。そのうえで王の方に身体ごと振り向いた。それでその全身が見えた。
白銀の鎧に身を包んでいる。その中に見える上着もズボンは白だ。全てが白と銀色の男だ。長身であり実に引き締まった身体をしている。
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