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永遠の謎
243部分:第十七話 熱心に祈るあの男その七
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「そうかもな。確かにな」
「御言葉ですが」
「しかしだ」
 それでもだと。王はまだ言う。
「やがては生まれる」
「青い薔薇がですか」
「人がそれを目指すなら必ず生まれる」
 こう言うのであった。
「それはだ」
「そうですか。人が目指せば」
「なるだろう。そしてだ」
「そして?」
「人はその青い薔薇を見て慈しむ」
 そうなるとも話す。王はそこまで見ていた。

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