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レーヴァティン
第七十四話 マルセイユからその十
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な、大小合わせて」
「はい、それ位はあります」
「滅茶苦茶多いな」
「千あるかも知れないです」
 夕子は飲んでいるが真顔で言った。
「冗談抜きで」
「島全体でか」
「それも何千と」
 千は桁の問題だというのだ。
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