機動戦士ガンダム
2195話
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上、アプサラス計画も本格的に動き出すでしょうね。……ああ、そう言えば知ってた? 最近、アイナがシーマの訓練を受けてるんだけど、そこにガトーが顔を出してるらしいわよ?」
「……何がどうなって、そうなった?」
ガトーは、軍人としては非常に高い能力を持っている。
だが、軍人ではなく武人的な性格が強く、礼儀とかそういうのに厳しい。
そんなガトーが、礼儀? 何それ美味しいの? といった感じの海兵隊のいる場所に出向く?
一体、何がどうなればそんな風になるのやら。
だが、そんな俺の言葉にレモンは若干呆れの視線を向けてくる。
「あのね、本当に分からないの? ……まぁ、アクセルだから、しょうがないのかしら」
「何がだ?」
「……つまり、ガトーとアイナの仲は進展してるって事よ。まぁ、それが男女間の恋になるのか、師弟愛的なものになるのかは分からないけど」
レモンの言葉に、俺はそれ以上何も言えなくなる。
いや……ガトーとアイナが?
まぁ、あの2人はお似合いだと思わない事もないけど、それでも意外だ。
ただ、問題なのはギニアスがそれを認めるかどうかといったところか。
ギニアスにしてみれば、サハリン家を残す事が第一の筈だ。
つまり、アイナの相手にも相応の人物を求めるという事になる。
そういう意味で、ガトーはルナ・ジオン軍の中でも有能な軍人として知られている。
だが、問題なのはアナベル家というのが、別に名家でも何でもない事だ。
ガトーの性格を考えれば、もしかしたら血筋を遡れば武士の家系に連なっているのかもしれないが。
ともあれ、俺はそんな風に唖然としつつ、アイナとガトーの関係が拗れないように願うのだった。
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