機動戦士ガンダム
2194話
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という事を意味している。
ビッグ・トレー級よりも後で開発されて、その運用方法もビッグ・トレー級と似ているのは間違いない。
なのに、何故ホバー移動ではなくキャタピラを使った移動方法になったのか。
もしくは、単純にジオン軍にはホバー移動に関する技術的な蓄積がなかっただけなのか。
その辺りの理由は分からないが、もし俺がどっちかを使えと言われれば、間違いなくホバー移動が可能なビッグ・トレー級を選ぶだろう。
「ビッグ・トレー級と、ダブデ級だな。それがどうした?」
「どうせならさ、シャドウミラーにもそういうのがあってもいいと思わない?」
「あー……なるほど」
ミナトは、乗り物を操縦するのが得意だ。
腕は一流、性格に問題ありといった感じで選ばれたナデシコの中で操舵士をやっていたのを思えば、その技術がどれだけのものなのかは容易に想像出来るだろう。
今はシロガネの操舵士をやっているが、本人がその気にあればPTのパイロットとしても十分にやっていけると思っている。
だが、本人はPTやMS……それ以外にも様々な人型機動兵器に関しては全く興味を示す事はなく、軍艦やそれに類する乗り物の操縦のみに興味を抱いていたのだ。
そんなミナトだけに、陸戦艇という乗り物に興味を示してもおかしくはないのだが……
「シャドウミラーで使う陸戦艇か。……難しいな」
陸戦艇と言われてすぐに思い出せるのは、ノイエDCが使っていたライノセラス。
一応その設計図とかも技術班なら持っていてもおかしくはないが、ライノセラスはあまり使いやすそうな印象はなかったんだよな。
そうなると、次に思いつくのはSEED世界のレセップス級か。
バルトフェルドが使っていた陸戦艇で、ホバー移動ではないがスケイルモーターとかいうのを使っていて、こちらも水上を移動可能な代物だ。
ただ、SEED世界で使われているだけあって、俺達が使うとなると動力炉とかから変更する必要がある。……それを考えると、ライノセラスの方がいいか?
ただ、ライノセラスは攻撃力が基本的にそんなに高くないんだよな。……衝角を使って敵に突っ込むとかをすれば、話は別だろうが。
逆に言えば、その質量を使った突貫というのは、強大な攻撃力を持っているという事を意味しているのだが。
いっそ何かを流用するのではなく、シャドウミラーで独自に作るか?
それもありなんだが……バクゥの時の事を考えると、技術班が暴走しそうな気がするんだよな。
そうなると、やっぱり流用するか?
いっそ、連邦軍からビッグ・トレー級を譲渡してもらうという選択肢も、ない訳ではない。
ああ、そう言えば使節団を送ってきた時に、コバッタを盗もうとした奴がいたな。
その時の騒動を隠蔽した為に、あの使節団を率いている人物は
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