天使のような子が家に遊びに来た
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処で知り合ったの?」
「え? 何処って言われても……。単に秋葉でナンパされていたことりを助けただけだよ。それがどうかしたのか?」
「いや、何でもないの。ちょっと気になっただけだから。……さて! これから洗濯しないといけないから、邪魔しないでよ」
そう言って母さんは俺の前から立ち去った。何というか、はぐらかされた気がする。やっぱり、母さんがことりを知っているのは何か別の理由があるんじゃないか? そう思わずには居られなかった。
母さんが──去り際にとても悲しそうな表情をしていたのを、俺は見逃さなかった。
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