第四十六話 受験が終わってその二十四
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「確かに凄く緊張してたわ」
「そうだったわよね」
「けれどそれが後輩の子に会ってね」
「いつものちっちに戻ってるわよ」
「いい感じよ」
「そうなの、そう思うとちょっと癪な気もするけれど」
それでもでした、気持ちがほぐれていつもの私に戻ってるならです。それならと思ってです。
「じゃあいいわね」
「そうそう、じゃあ気持ちほぐしてね」
「そうして頑張ってね」
「受験もね」
「明日の方も」
「ええ、じゃあ気持ちほぐれたし」
本当にかなりです。
「リラックスしていくわね」
「緊張して合格する訳じゃないし」
「適度にリラックスしていかないとね」
「そう思うと後輩の子と合ってよかったじゃない」
「気持ちが切り替わって」
「そうなるかしら」
不思議な気持ちになりました、阿波野君と会ったことがリラックスになるなんて。あの子にはいつも怒っているのに。
「結構むっとしたけれど」
「ガチガチの気持ちが変わったからいいでしょ」
「そうよ、後輩の子に会ってね」
「むっとしたり怒ったりして」
「そうしていてね」
「不思議なものね」
心から思いました、けれどです。
確かに気持ちが切り替わってです、私は笑って言いました。
「けれど緊張しないならね」
「そのまま受験受けましょう」
「推薦ね」
「そうするわ」
こう皆に答えてでした、私は午後の授業に向かいました。午後の授業が終わって寮に戻ると同じお部屋の後輩の娘達に言われました。
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