237部分:第十七話 熱心に祈るあの男その一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
下には」
「そうなのだ。あの方の御心はあまりにも繊細なのだ」
その繊細こそがだ。問題だというのだ。
「その繊細さは。他の者にとってはだ」
「わからないのでしょうか」
「中々」
「人は同じ域にあるものしかわからない」
ワーグナーは言った。
「美醜も。心も」
「心ですか」
「陛下もまた」
「陛下はそこまで繊細な方なのだ」
人としてだ。あまりにもそうだというのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ