第24話 復活、星雲組!! 立ち上がれ、熱き仁義の極道たちよ
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サブさんと同じようにまた星雲組の人達を使ってるんじゃないかなぁ?』
レスキューの推理の真相を聞くまでもなく、孤島に降り立った敵機の顔を見たレッドら星雲組の顔が変わった。
『兄貴、ありゃぁーーー』
『間違いねぇ! 皆俺たちの弟分たちですぜぇ!』
ハジやサブがレッドに進言してきた。
って言うか、なんだかんだでこの二人結構組織内で上位に居る事に今更驚きそうになったのは内緒だったりする。
『あ、兄貴達!!』
『ハジの兄貴にサブの兄貴! そ、それに・・・』
『おう、久しぶりじゃのぉ・・・おまんら』
『『『レッドの兄貴ぃぃぃぃ!!!』』』
降り立った敵機のほぼ全てがレッドを見て叫んだ。それほどまでにレッドは星雲組内において絶大な信頼を得ていた事が伺えられる。
『皆元気そうで何よりじゃのぉ。おまんら、ちゃんと飯は食っとるかぁ?』
『兄貴・・・俺たちぁ・・・俺たちぁ・・・』
『気にする事なんぞ何もないぞ。おまんらは組の命令に従って動いとっただけじゃろう。それを責める義理はわしにゃぁありゃせんけぇのぉ』
『すいやせん兄貴! 俺たちぁ・・・兄貴にもう一度挑まねぇといけねぇんです!』
『・・・・・・』
かつての子分達の言葉を、レッドはただ黙って聞いていた。
他の者たちも同様に一切口出しはしない。これはレッドと星雲組の問題なのだから。
『兄貴に恩義があるのは此処に居る奴ら一同承知していやす! ですけどーーー』
『おぉい! 何時までくっちゃべってんだてめぇら!』
突然、後方から下卑た声が響いてきた。
大勢の星雲組組員の中で異彩を放っているそれは紛れもなくゴクアク組のチンピラだった。
『てめぇら! 分かってんだろうなぁ! ヘマしやがったらてめぇらの大事な幹部の爺共や組長の若造の命はねぇんだからなぁ!』
『わ、分かってる・・・』
『誰も命令に背くとは・・・言ってないだろう』
『あぁん? 口の聞き方に気を付けて貰おうかぁ? 俺様に少しでも反抗する意思が見えたら即刻捕虜の奴らを八つ裂きにするって命令を出せるんだからよぉ!』
舌を出して底意地が悪そうに言うチンピラに、子分達はただただ唇をかみしめる事しか出来ずにいた。
中にはオイルが滲み出るほどまでに噛み締めている者さえいる。
『てめぇら、何処まで汚ぇ真似すりゃ気が済むんだ?』
『はぁぁ? ガキはすっこんでろや。これは喧嘩じゃねぇ、ビジネスなんだよ! 大体こんな辺鄙な星なんざ速攻で落として売り払う算段だったってのによぉ。てめぇら番長のせいで計画はおじゃんになっちまってこっちは大損なんだよ! お陰で俺様の給料も減らされちまったんだよ! どうしてくれんだよゴラァ!!』
理不尽な事をの
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