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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第3話 出迎える4人目
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「うん、またね」

「またなー」

 セレシア、フローラ、ミスト、エースの順に挨拶をかわし、4人は手を振りながら学校の敷地外へと出ていく女子2人と敷地内から手を振り返す男子2人に分かれる形で解散した。先ほどエースたちが帰ってきた道とは反対側の道の方へと消えていくセレシアとフローラの姿を、小さくなって見えなくなるまでエースとミストは見続けていた。

 そして完全にその姿を視認できなくなると、2人はくるりと向きを変えて校舎の方向を向いた。

「さて、僕らも行こうか。早く行かないと晩御飯も遅くなりそうだし」

「もう十分に遅いと思うけどな。ところで今日のメニューはなんだろうな?」

「何だろうね。野菜炒めとか?」

「それでもいいけどここ最近食ったし被るよな?」

「別にいいじゃないか。作ってもらえてるんだから」

「まぁ、そうだな」

 軽口を言いあいながら、依頼達成の報告をしに薄明かりの灯る夜の校舎内へと向かうエースとミスト。その後ろ姿を見つめる者は、もちろんいない。

 いないはずである。
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