HLはすげーよ、確かにすげー。でも無敵か最強かと言われればそれはまたちょっと違う話なんだよなー、という短編集
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
某月某日、とある建築物前にて。
「いいか、潜入班がブツを確保したら突入だ。射撃班は出入り口を押さえ、遊撃班は正面から突入して暴れまわれ」
『スッ、スティーブンさん!!緊急事態っす!!』
「どうした少年……まさかザップが先走ったか!?」
『いえ、ザップさんに着いてきてたアストルフォさんが勝手にノリノリで突入を!ザップさんも便乗して突っ込んじゃいました!!ああっ、ケルトの皆さんが後を追って!!』
「………あのアンポンタンを現場に連れてきたのは誰だぁぁぁぁーーーーッ!!!」
「てめーのせいで番頭に死ぬほど絞られたじゃねえかこの脳みそ空っぽ野郎が!」
「ええー?僕が前に出たのとザップが前に出たのはほぼ同時だったっていうか、途中で追い抜かれた気がするんだけどな〜」
「つーか、くっつくな!ついてくんな!俺は女は好きだが女みてーな男を抱く趣味はねえんだよ!!」
-本能沸騰&理性蒸発-
某月某日、とあるオタク部屋にて。
「でぇ、ここをこうすれば……ほら、コウモリ」
「成程、ここをこうして……出来ました!」
「はぁ……ねーもういい?何で私が声だけイケメン半魚人に折り紙教える為の時間なんか割かなきゃいけないのよ……」
「何を言っているんです、お金を払って教えてもらっているのですから貴方と僕は教師と生徒。これは正当な労働です。まったく、刑部さん程の折り紙の腕の持ち主はHL内にはいないというのに引きこもりとは、不健全かつ怠慢極まりない。別にライブラに所属しないのは問題ないですよ?ですが、その理由が自分が働かずに怠惰な生活を送りたいが為だけというのは、人間としても英霊としても恥ずかしくないのですか?」
「ふぐぅ!?あ、相変わらずイケメンボイスで容赦がない!?あ、でもこれ目を瞑ってれば新たな境地に旅立てるんじゃ……」
(刑部さんに教えてもらった折り紙は大道芸で子供たちに大評判なんですが……全く、この町でも指折りにどうしようもない人ですね)
-半魚(人と)姫-
某月某日、とある道すがら。
「キキッ」
「おお、ソニックではないか。やれ、どうした?レオに構ってもらえず余のもとに来たか?」
「キッ」
「ふむ、単に腹が減っただけか?まぁよい、せっかくだから共に昼飯でもどうだ」
「キキッ!」
「ふふふ……まさか猿の呪いに苦しめられていた余が猿と食卓を囲むことになるとはな。プロスフェアー勝負に勝つために他の王たちと勝負を続け、方法を知った後もHLの内外を果てしなく彷徨った日々が嘘のようだ……」
「ただいま、シータ!!」
-おかえりを言ってくれる人-
= =
その男は、本来どうしようもなく悪に属する存在だった。
しかし、幸
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ