第6章:束の間の期間
第176話「深まる謎」
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ちに隠していることがあるだろうが、それでも悪いヤツとは思えん」
〈……それは同感です〉
「だったら、それでいいじゃねぇか。俺にはそんな小難しいことは考えてられん。馬鹿正直に行ってやるさ」
前世はただのオタク男子だった帝にとって、小難しい悩みはしたくなかった。
思考放棄とも言えるが、帝にとってはそれがちょうどいいくらいだったのだ。
「(謎は深まってばっかだ。でも、そういうのを考えるのは別の奴らに任せよう。俺は俺にできることをやればいい)」
そう考え、帝は改めて歩みを速めた。
―――状況が落ち着かない中、謎だけが深まっていく。
―――それでも、彼らは前へと進んでいく。
―――来るべき“その時”に向かって。
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