暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2193話
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 見ていた客達の反応は、大きく2つに分かれた。
 片方は凄いと拍手をしており、もう片方は特に驚いている様子はない。
 前者は恐らく最近ホワイトスターに来る事を許された者達で、後者はホワイトスターに来るようになってから長い者達……といったところか。
 正直なところ、矢でリンゴを射貫くといった真似は、ホワイトスターにいればそこまで珍しいものではない。
 それこそ、ネギま世界からやって来た者であれば似たような事を出来る者は多い。
 にも関わらず、こうした態度を取っているのは……ネギま世界以外の世界からやって来た者だからと証明しているかのようだった。

「そこまで面白いか? ホワイトスターだと、それなりに見る光景だと思うけど?」
「アクセルはちょっと見る目が足りないわね。ほら、あそこを見なさいよ」

 ミナトの言葉に、その指の向けられている方を見る。
 そうして、気がついた。弓を使っているのが、ただのエルフではなく精霊の卵の連中であると。
 まぁ、うん。ミナトが珍しいと言ってる理由は分かったが、何だって精霊の卵の連中がこんな真似をしてるんだろうな。
 別に、訓練をしていない自由時間であれば、エルフ達が何をしていても……それこそ犯罪行為の類でなければ、咎めるつもりはない。

「多分、気分転換とかなんじゃない? ほら、精霊の卵の訓練って厳しいらしいし」

 エリナのその言葉に、そうか? と首を傾げる。
 いや、実際に訓練が厳しいのは分かっているが、純粋に訓練の厳しさという事であれば、それこそ実働班の方が上なのも事実なのだ。
 そう考えれば、そこまで言うようなものじゃないと思うんだが。
 そんな風に考えつつ、エルフ達にはそれ以上構わずに、俺達は評判のパスタ屋に向かうのだった。
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