暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2193話
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だが。
 とはいえ、魔法球の事を知れば当然のように魔法球に行ってみたいという者も増えるだろうし、一度魔法球を使えば、その便利さは簡単に忘れられるようなものではない。
 不老になる時の指輪の受信機と、外の1時間が中では48時間の魔法球。
 この2つの組み合わせは、まさにこれ以上ないってくらいにベストパートナーだ。
 ……こういうのをマリアージュって言うんだったか?
 以前何かでそんな感じの事を聞いたような、聞いてないような。……まぁ、いいか。

「とにかく、そっちの希望通りバクゥの改修作業は終わった。後は、ルナ・ジオン軍でバクゥとザウートのパイロットを選ぶだけだ。……そっちの方はどうなってるんだ? もうMSパイロットの選別は終わったのか?」
『まだだ。昨日の今日だぞ?』

 俺の言葉にラルがそう言ってくるが、普通に考えて翌日には全てのパイロットが決まっているという事はないのだから、当然か。

「なら、早めに決めた方がいい。こっちは、それこそいつでも大丈夫ってくらいなんだし」

 そう告げると、ラルは不承不承ながらも俺の言葉に頷いて通信を切る。
 さて、これから一体どういう風に向こうが動くのか。
 ルナ・ジオンの動きを考えると、ちょっと楽しみなような、怖いような……色々な意味で微妙な感じがしないでもない。
 そんな風に考えつつ、俺は部屋を出て……

「あら、珍しい」

 その瞬間、そんな言葉を掛けられる。

「いや、珍しいというのは、それこそ俺がここで言うべき言葉じゃないか?」

 丁度部屋の前を通りかかったのは、エリナとミナトという俺の恋人の2人。
 どちらもナデシコ世界の出身ではあるが、この2人だけが一緒にいる光景というのは、やはりちょっと珍しいと思う。

「どうしたんだ? 俺を誘いに来てくれたとかなら、嬉しいけど」
「じゃあ、嬉しく思って貰わないといけないわね。……交流区画にちょっと美味しいパスタのお店が出来たから、エリナと一緒に食べに行こうとしてたのよ。で、今日はアクセルがこっちにいることを思い出して、誘いに来たの」
「その割には、俺を見た瞬間に珍しいとか口にしてなかったか?」

 ミナトの言葉にそう告げると、言われたミナトは若干のジト目になってこっちに視線を向けてくる。

「アクセルが女を連れてないで1人なのが、珍しいって言ったのよ。いつもなら、必ず誰か女を連れてるじゃない」
「……それはちょっと興味深いわね」

 ミナトの言葉にエリナがそう告げるが、そんなにいつも女を連れているか? 俺としては、そんな自覚はあまりないんだけどな。

「その辺は後で話せばいいとして、アクセルも一緒にパスタを食べに行くでしょ?」

 パスタか。俺も結構好きな料理ではあるんだけど、正直なところ
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