機動戦士ガンダム
2192話
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ラピスに調べて貰うか?
連邦軍のMS開発計画のように、コンピュータにデータそのものが入ってないって事は……多分、ないと思うし。
もっとも、なければないで、そこまで困るような事でもないのだが。
「儂が見たバクゥの性能であれば、ビーム兵器がなくても十分強力だ。……とはいえ、動力炉やそれに合わせた機体の調整といったものも必要になるだろうが」
「だろうな」
ザウートは、基本的に後方からの援護射撃でエネルギーを使うビーム兵器もないので、言ってしまえば、動力炉はUC世界の核融合炉を使わなくても、ぶっちゃけバッテリーのままでもそこまで問題はないのだ。
まぁ、勿論どっちがいいかと言われれば、核融合炉を使った方が色々と便利なのは間違いないし、技術班の面々の性格を考えればザウート用に核融合炉を設計、開発してもおかしくはないが。
あー、でもビームキャノンとか、そういうのを装備させないようにというのは、言っておいた方がいいか。
そんな風に思いつつ、俺はラルとの会話を続ける。
「取りあえず話は分かった。あー、それとラルが俺に話を持ってきたって事は、この件ってセイラも知ってるのか?」
「うむ。姫様もアンリ元帥も、両方から承諾の言葉は貰っている」
「そうか。ならいい」
この一件に関しては、ルナ・ジオン軍としての行動とかにも関わってくる。
そうである以上、前もってセイラやアンリといった重要人物に話を通しておくというのは、当然の事だった。
だが、その辺に話が通っているのであれば、何の問題もない。
「では、頼む」
そう言い、ラルは部屋を出る。
さて、頼まれた以上はしっかりと技術班に頼んでおく必要があるな。
とはいえ、技術班の面々がこの依頼を受けるかどうかは……まぁ、問題ないと思う。
ザウートの件はどうなるか分からないが、バクゥにUC世界の核融合炉を搭載するというのは、恐らく技術班の面々にとっても興味深いと判断する筈だ。
……まぁ、興味深すぎて、バクゥを魔改造してしまわないかと、ちょっと心配だが。
バクゥは背中の武器がメインウェポンなんだが、そこに重力波砲だったり、S-11弾頭のミサイルだったりを搭載しないといいんだが。
もしくは、爪とか牙にビーム兵器を搭載して、ビームファングとかビームクロウとか。
……バクゥは尻尾を持っていなかった筈だけど、ニーズヘッグの尻尾の技術を使って新しく尻尾を作るとか。
あー……でも、ニーズヘッグの尻尾はT-LINKシステムを使って操作してるんだし、バクゥに付けても無理か? ET-LINKシステムの開発が終われば、その辺もどうにかなるかもしれないけど。
そんな風に考えつつ、レモンに連絡を取る。
『どうしたの? アクセルがこうして私に通信を送ってくるなん
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