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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第2話 3人のんびり帰り道
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店の売り場面積は決して広くはないが、飲み物の種類は10種類とそこそこ多い。そのどれを飲むか迷っているのか、ガラスケースを目の前にして悩んでいるフローラの姿が店内に見えた。
瓶を返すついでに、エースは後ろから声をかけてみることにした。
「すごく迷ってるな」
「種類が多くて……。フォンバレンくんは何にしたの?」
「俺はいつものようにコーヒー牛乳だよ。他に飲みたいのないし」
「じゃあ、私もそれにしようかな」
「払おうか?」
「ううん、大丈夫」
「そっか。りょーかい」
自分で自分の飲むコーヒー牛乳の代金を払うフローラをおいて、エースは先に元座っていた場所へと戻る。待っていたのは、よく見るミストの意地悪な笑み。
「ふられたね」
「なんでそうなる」
帰ってくると、やはり投げかけられたミストのからかいに対して半自動的な反応を返して、エースは椅子に座った。一度落ちた視線が元に戻ったその先に、買い終わったのかこちらへと向かってくるフローラの姿が見える。
それから数分間、他愛ない会話を交わして休憩を十分にとった3人。夜の帳が落ち始めていた温泉から学校までの帰り道を辿って、汗をかかないよう戦闘を避けながら歩いて帰るのであった。
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