暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
灰皿ソニックは基本的に敵に当たらない
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り家の理解者を心配させるような事をさせんなよ」

俺がそう言うとしぶしぶながらも大野は納得してくれた様子だ。その後はおふくろに「女の子に一人で夜道を歩かせるな!」とぶん殴られた理不尽だ。

なんつうか美少女と歩くと役得というけど、俺はロリコンじゃないし……精神年齢考えれば俺は三十路をとっくに過ぎてるおっさんだからな。だけど今の俺が大野と歩いてもロリコン扱いされないよね、されないで欲しいな(汗)


ちなみに予想通りに大野の執事のじいやは大野の行きつけのゲーセンや駄菓子屋の周辺を必死に探し回っていた。

「お嬢様。心配しましたよ!業田先生がカンカンですぞ」

じいやは大野の所に走って寄ってくる。

「ごめんじいや。大野は俺ん家でゲームしてたんだ。大野の家に連絡入れようにもな……」

「いえいえハルオぼっちゃま。ぼっちゃまのお気遣いは理解できます」

じいや。本名は不明だけど大野の屋敷で執事をやっており大野の理解者の一人。最初は俺の事を目にもかけていなかったが、大野と一緒にゲーセンで遊んでいるうちに、じいやは俺を大野の友人と認めた人物だ。まあ、いい人ではあるんだけど、運転があらっぽく頻繁に俺をリムジンでひき殺しかねない危ない運転をやらかすから俺も気が抜けない。

「なあ大野」

「……?」

「家でも言ったけどよ。FCやPCエンジンがやりたかったらいつでも俺ん家にこいよ。おふくろも大野の事は気に入っているからさ」


何でだろうな。今日も大野を家に遊びに誘ったんだろうな。最初は家庭用ゲーム機を買ってもらえない大野に同情しただけだと思ってた。でも、何だろうな……大野といると何故か楽しい自分がいる。


ダメだ……わからん!



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