暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
灰皿ソニックは基本的に敵に当たらない
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で現在の家庭用ゲーム機で主流となったパットコントローラーが採用されたゲーム機だ。名作はとても多くマリオ、ゼルダ、ロックマンを筆頭に他には……あいた!」

大野に横っ腹を殴られた。説明に夢中になった俺に対して早くやらせろよといった表情だ。

「悪い悪い。さっそくやるか……まずはこいつからだ」

俺が大野に見せたのはドンキーコング。

ドンキーコング。1981年に任天堂から発売されたアーケードゲームで1983年にFCにも移植された1980年代を代表する人気ゲームであり、今現在もゲームキャラクターで高い知名度を誇る主人公マリオのデビュー作である。

FCを起動すると大野は目をキラキラと光らせた。

「ドンキーコングは全部で四面まである。四面全てをクリアすると最初のステージに戻るけどな難易度が上がる仕組みだ。先ずは気楽にやってみろよ。ゲーセンと違って金をかける必要もないからな」

「……(こくこく)」

いつもは無表情でゲームをプレイしている大野も、何だかわかりにくいが微笑みながらゲームをプレイしているように思えた。ゲーセンだと神憑り的な天才プレイもパットになった瞬間に初心者プレイになっていた。

「飛ぶタイミングを間違えたな。お前にしちゃ珍しいな」

「……(むが〜)」

「ヒートマンのステージはブロックが突然消えるんだよ。合わられるタイミングを間違えないようにな」

「……(ぐぐぐ)」

「魔界村だめ?そんなに怖くないだろ」

「……(びくびく)」

FCだけでも色々なゲームをやった。ドンキーコングだけじゃなくて、スーパーマリオブラザーズ、ロックマン2、パックマン、ギャラガ、イーアル・カンフー、グラディウス……etc。途中でおふくろ特性のホットケーキを食ってスゲー満足な表情だった。

そういえば、ゲーセンでもそうだがこうやって気兼ねなくゲームを楽しみ関係って転生してから大野が初めてなんだよな。これまでゲーム関係でつるんで遊んだやつ等はいたけど、どこかよそよそしい感じはしたし、大野と一緒だとゲーセンで少し緊張感もある対戦もあるけど、こうやって気兼ねなく楽しんでゲームするのもいいのかもな……。


そうやって俺達は時間を忘れてFCに没頭した。だけど数時間もすれば流石に日が暮れてきた。流石にこれ以上はまずいな。というか大野の執事のじいやは俺の家を知らないし、いまごろ大野が寄り添うなゲーセンあたりを探してるだろうな。

「そろそろ帰んないとじいやが心配しないか?」

「……(う〜)」

「まだやりたいの?」

「……(うんうん)」

「やりたきゃ俺の家に来ればいつでも出来るぜ。FCやPCエンジンがやりたいならいつでも俺の家にこいよ。俺とお前はもう立派なゲーマー仲間じゃねえか。あんま
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