暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2191話
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不意に扉が開いてガトーが姿を現す。
 俺の姿に気がつくと、即座に敬礼をしてきた。

「アクセル代表、お久しぶりです」

 そこまで堅苦しくならなくてもいいと言ってはいるんだけどな。
 ただ、ガトーの性格からして、俺を相手に気安く声を掛けるといった事は難しいのだろう。

「ああ、久しぶりだな。前にやった模擬戦以来か?」
「は!」
「そうか。それで、シーマと面談してたって聞いたけど、もういいのか?」
「はい。私の部隊と海兵隊で模擬戦を行う予定になっており、その件についての話し合いでしたので」
「ああ、そう言えばそんな事を言ってたな」

 ガトーが率いている部隊も、シーマの海兵隊も、そのどちらも精鋭と呼ぶに相応しい者達が揃っている。
 そうである以上、近い実力の者同士、模擬戦をやるには丁度いいのだろう。

「それで、アクセル代表。そちらの方々は……」

 アイナとノリスの方を気にしているガトーだったが、俺が何かを言うよりも前にアイナが1歩前に出て、貴族らしく優雅に一礼する。

「アイナ・サハリンといいます。こちらは私の護衛の、ノリス・パッカード」
「ああ、貴方がアプサラス計画の……失礼しました。アナベル・ガトー中尉です」

 敬礼するガトーだったが、すぐにまだ仕事があると言って去っていく。
 それを見送り、俺はシーマが待っている部屋の中に入るのだった。
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