機動戦士ガンダム
2191話
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人物にアイナを任せるのはあまり面白くないといったところか。
ノリスが一緒だとアイナがそっちに甘えたりしそうだから、出来ればノリスと一緒に訓練をさせたりとかはしたくないんだよな。
とはいえ、このノリスの様子を見る限りでは、俺が何といったところでそう簡単に引き下がるといった真似はしないだろう。
強権を使えばそんな真似も可能かもしれないが、出来れば今の状況でそんな真似をしたいとは思わない。となると、俺に出来るのは……
「分かった、認めよう。ただし、この訓練はあくまでもアイナを鍛える為のものだ。あまり甘やかすような真似はするなよ」
一応、そうやって念を押しておく事だけだ。
ノリスもルナ・ジオン軍に所属する事になるんだし、ザク以外の機体に慣れておくというのも、決して悪い話ではない。
機種転換訓練とか、そういうののついでだと思えば、そんなに面倒な事ではない、筈だ。
「は!」
ノリスの返事を聞き、俺は改めてアイナに視線を向ける。
「じゃあ、そういう訳で、早速だけどこれからシーマに会いに行こうと思うんだが、そっちはこれから何か予定はあるのか?」
「幾らか書類の整理といった仕事はありますが、それは今日ではなくても構いません」
「自分も問題はありません」
アイナとノリスの2人がそう言い、どうやら本当に問題はないのだろうと判断する。
「なら、行くか。……一応言っておくけど、影のゲートで転移するが、構わないな?」
「転移、ですか?」
アイナは俺が影で転移する光景を見ていないので戸惑っている様子だったが、ノリスの方は先程俺が転移してきている光景を見ているので、その強面の顔を若干引き攣らせる。
まぁ、その気持ちも分からないではない……か?
魔法について殆ど知らないノリスとかにしてみれば、まさか自分が影の中に沈んだりといったことは、全く考えていなかったのだろう。
「そうだ。知っての通り、俺は魔法使いだ。その魔法の中には影を使って転移……瞬間移動するという魔法がある。それを使えば、わざわざ歩いて移動するよりも、素早く移動出来る。……もっとも、世界間を渡る事は出来ないから、一旦転移区画に転移して、それからシステムXNを使ってUC世界に転移、その後で再び影のゲートを使ってシーマのいる場所に移動する、という形になるけど」
そう告げると、アイナの方は予想外なことに驚きつつもすぐに頷く。
そして、ノリスの方はそんなアイナを見て、自分が断る訳にはいかないと判断したのか、渋々と頷く。
「じゃあ、今から早速行くぞ。俺の近くに来てくれ」
その言葉に従い、アイナとノリスの2人が俺の側に近づいてくる。
それを確認してから、俺は影を広げる。
「きゃっ!」
「ぬおっ!」
アイ
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