222部分:第十五話 労いの言葉をその十二
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うだ、それでいいのだ」
王の微笑みは続く。そのうえでの言葉だった。
「それでな」
「しかしこの度のことで、です」
「誰もが王を褒め称えておられます」
「そのことについてはどう思われますか?」
「一体」
「どうとも思わない」
実に素っ気無い言葉だった。
「私は王だな」
「はい、それはです」
「その通りです」
「王に功やそういったものは不要だ」
そうしたことにはだ。何の興味もないのだった。彼は自身の名誉や功績には関心が薄かった。王としての誇りは意識してもだ。
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