147章 映画『クラッシュビート・心の宝石』、大ヒットする
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極めて危険な映画だとか言って、みんなして批判する映画批評家たちや、
一部の大人たちもいましたからね。あっははは。
そんな危険な考え方なんて、まったくないんだし。あっははは。
おれは、この社会で生きていて、ストレスや欲望で、
心も体も、疲労や消耗で、ボロボロにすり減って、
楽しいことばかりを追いかけていた子どものころの、
純真で無垢な、澄んで輝く宝石のような心を失ってはいけないよっていう、
主体性っていうか、アイデンティティー(identity)っていうか、
時間がたって、おとなになっても、何歳になっても、
いつまでも、同じであり続けようよ!って言いたいんですよ。あっははは 」
「そうですよね。信也さんの考え方は、すばらしい!
やっぱり、この映画の主人公よね!感動しちゃうわ!」
そう言って、雑誌・週刊芸能ファンの記者の杉田美有は笑う。みんなも笑った。
≪つづく≫ --- 147章 おわり ---
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