機動戦士ガンダム
2190話
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とも、ノリスが妙な事を考えたりすれば、それこそ即座にコバッタや量産型Wが鎮圧するだろうけど。
「ああ、悪いな驚かせて」
「……いえ、失礼しました」
俺が声を掛けると、それでようやくノリスは俺がアクセルだと判断したのだろう。拳銃から手を放し、頭を下げてくる。
本来なら軍隊式の敬礼とかをするのが相応しいのだろうが、一応シャドウミラーとルナ・ジオンは別の組織である以上、このような態度になったのだろう。
ともあれ、ノリスがここにいるのは丁度良い。
「アイナは今は中か?」
「は。ギニアス様と面会をしております」
面会と言っても、ギニアスは未だに治療ポッドの中だ。
そうである以上、ギニアスの意識はなく、治療ポッドの中で眠っているギニアスと会っている、というのが正しい。
「アイナの件だが……」
そう言った瞬間、ノリスの視線が微かに厳しくなる。
……何か妙な誤解をしてないか?
いやまぁ、レモンを含めて10人以上恋人がいる今の俺の状況を思えば、ノリスにそっち方面で警戒されてもおかしくはないんだが。
実際に、アイナは若く美人と言ってもいい容姿をしているのだから、ノリスとしては余計にそう思うのだろう。
誤解だと俺が言っても、今の状況が状況である以上、説得力はないしな。
かと言って、別に俺はアイナにそういう思いを抱いていないと言っても、そうなれば今度はアイナのどこに不満があるのかと、そう言われそうな気がする。
ともあれ……俺は、アイナの訓練についてノリスに説明するのだった。
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