暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2190話
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も訓練をしているのかもしれないが、それはまだ基礎中の基礎といったところだろう。
 そうである以上、シーマ・ガラハウという、ルナ・ジオンを建国する時に大きな力を発揮し……そしてジオン軍の汚い策略によってコロニー落としを行うコロニーに対してG2ガスをそれと知らず使わされた……というのは、UC世界においてかなり話題になっている。
 聞いた話によると、連邦ではその件を使って映画だかドラマだかを作ろうという話もあるのだとか。
 もっとも、それは別にシーマに対して感動したとか同情したとかそういう一面だけではなく、ジオン軍はこんなに残虐非道な集団ですよといった事を知らせる為の、一種のプロパガンダ的な意味合いも持っているのだろうが。
 ともあれ、連邦では……そしてルナ・ジオンに興味を示しているジオン公国の一部でも、シーマは悲劇のヒロインとして扱われているらしい。
 当然のように、本人は全くそれを望んでいる様子はないのだが。
 あ、もしかしたらアイナもその辺の事情を知っていて、シーマに訓練して貰うというのを喜んで貰える可能性があるか?

「まぁ、その辺はこっちで手を打つから、心配しないでくれ」
『あいよ。まぁ、アクセルのやる事だ。その辺りは別に心配をしてはいないさ』

 シーマの言葉は、俺を信頼しているからなのか、それとも俺がやる事だからと呆れているのか。
 その辺りの事情は俺にもよく分からなかったが、何となく7:3か6:4くらいの対比な気がする。
 ともあれ、シーマとの通信をそれで終わらせると、次に俺はレモンの研究室――魔法球ではなく、治療ポッドのある方――に向かう。
 影の転移魔法を使っているので、移動時間というのは殆ど考えなくてもいいというのは、非常に便利だと思う。
 ともあれ、そんな訳で俺は治療ポッドのある部屋の廊下に姿を現し……

「ぬおっ!」

 そんな声に振り向いてみると、そこにいたのはノリスだった。
 警戒し、それこそ腰のホルダーから拳銃を抜こうとしている様子のまま、固まっている。
 あー……そう言えば、ノリスに影のゲートを見せた事はなかったか。
 ちなみに、本来ならホワイトスターはシャドウミラーの本拠地で、シャドウミラーはルナ・ジオンの上位組織と言ってもいい。
 そうである以上、普通なら武器を持ち歩く事は基本的に許可されないのだが……ぶっちゃけ、シャドウミラーのメンバーの多くが拳銃程度は全く問題にしないくらいの実力を持っているんだよな。
 それどころか、ネギま世界の住人でホワイトスターにやってくる面々の何人かも拳銃程度ではどうしようもない者も多い。
 とはいえ、それは逆に言えばネギま世界以外の人間は拳銃であっさりと死ぬ事もあるというのを意味している以上、本当の意味で拳銃が安全という訳でもないのだが。
 もっ
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