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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica22鬼神〜MIYABI〜
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縫刃――
刀身に魔力付加した“キルシュブリューテ”を床に突き刺し、複数の魔力刃を床より突き出させる。攻撃魔法じゃなくて拘束魔法に分類されているもので、ザフィーラの鋼の軛と同じ効果を持ってる。
「ぅあ・・・!?」
拘束刃はミヤビの両腕、両足、右脇腹、左肩と貫いた。虫の標本みたく宙で拘束されたミヤビは「ぅぅぅ・・・!」って足掻くけど、完全に拘束されてしまってることで抜け出せない。直接攻撃はこれで無力化したけど、放出系の魔法はまだ残されてる。ここで追撃をやめると酷い目に遭いそう。
「(だから・・・)ごめんね?」
――雷牙月閃刃――
「謝る必要はないです、シャル隊長」
観念したのかミヤビは目を伏せ、足掻くのをやめた。振り上げていた“キルシュブリューテ”を振り下ろし始めたと同時、「だって、まだ終わってませんから」という、ミヤビが漏らした言葉を聞き取った。翠と赤の角が無色透明のものへと変わってることから、ひょっとしたら・・・。
「ミヤビぃぃぃーーーーーッ!」
「鬼身城塞!」
あー、やっぱり。放電する“キルシュブリューテ”の刃面がミヤビの体に直撃はしたけど、キィン!と甲高い音を立てて弾き返されたし、雷牙の麻痺効果も通用してないっぽい。さすが最強の防御形態。ルシルの上級砲撃やルミナの全力パンチを無傷で防ぐトンデモ防御。
「ていっ!」
わたしの拘束刃を粉々に砕いて自由になったミヤビが着地するより早く、斬りつけた箇所から凍結を行って、最終的に全身を凍結封印する捕縛斬撃、「氷牙凍封刃!」を振るった。凍結封印の発動条件は相手を斬るってことで、今のミヤビのように「無駄ですよ?」白刃取りをされたら不発に終わってしまう。
「狭い場所での戦闘はシャル隊長、苦手でしたよね? 外に戻りましょう・・・か!」
“キルシュブリューテ”の刀身を掴み取ったミヤビがわたしをまたぶん回して、ポイッと放り投げた。しかも屋内に突っ込んだ際に開けた穴からじゃなくて、また壁に叩き付けて新しい穴を開けさせるっていう鬼畜っぷり。しかも両翼で庇うことも出来なかったから、「あぐぅ・・・!」全身で衝撃をもろに受けることに。
(外・・・! 両翼を展開しないと地面に叩き付けられる・・・)
――真紅の両翼――
宙に放り投げ出されたわたしは再び両翼を展開。と同時に、「はああああああッ!」突っ込んできたミヤビに、「風牙烈風刃!」と風圧の壁を叩き付ける一撃を放った。高速移動魔法を使ってない、突進力の弱いミヤビになら烈風刃でも十分効果がある。案の定ミヤビも「ひゃあ!」烈風刃に押し戻される形で、さっきまで居たビルの別の階へ突っ込んだ。
「絶刃・斬舞一閃・新式!」
その隙に左手の指の間に魔力刀を4本生成して、ミヤビの突っ込んだビル
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