暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica22鬼神〜MIYABI〜
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」
ガクッと体勢を崩してしまう。その理由は「ミヤビ・・・!」がわたしの足元に移動していて、両足首を掴んでいたから。
「やっと捕まえました。ふんっ!」
「きゃあああああああッ!」
ジャイアントスイングみたく振り回された後にポイっと放り投げられて、わたしは近くにそびえ建つビルに叩き付けられて、外壁をぶち抜いて中にまで吹っ飛ばされた。でも外壁に叩き付けられる前に両翼で全身を覆ったおかげで「あいたた」ってお尻を撫でる程度のダメージで済んだ。
「・・・って、ここ男子トイレじゃん!」
結界が展開中ということもあって男の人が居なかったから良かったものの、もし利用者が居たらわたし、絶対に大声で叫んで隙だらけになってた。
――業火拳衝――
「っと・・・!」
わたしが開けた外壁の穴の向こうから火炎砲が放たれてきた。室内での爆発なんて堪ったもんじゃない。仕方ない。陸戦だと邪魔になる両翼を解除して・・・
「剣神モード、スターテン」
わたしの固有スキル、絶対切断アプゾルーテ・フェヒターを発動。さらに「絶刃・斬舞一閃・新式!」を発動。本来はシャルロッテ様がわたしの体の支配権を持ってないと発動できない絶刃だけど、わたし単独でも発動できるように頑張ったのだ。
「(それに、シャルロッテ様とはここ数年、お話が出来てない。居ることは居るみたいだけど・・・。眠ってるのかな・・・?)っのぉぉぉぉーーーーーッ!!」
とにかく、絶刃の一振りで火炎砲を真っ向から掻き消して、砲撃の後ろに付いて来てたミヤビと再び対峙。突っ込んで来るミヤビは両前腕に炎を付加していて、「紅蓮拳殴!」と炎熱付加された拳による打撃攻撃を繰り出してきた。
「くぅ・・・っ!」
“キルシュブリューテ”を振るって連続で打たれる火炎拳を弾いては、魔力付加した直接斬撃、「光牙月閃刃!」による反撃を行う。ルミナの弟子っていうわけで、決定打を与えようとしても的確に反応して防いでくるし、何より鬼の身体資質による肉体の硬質化っていうのが厄介。防護服無しで魔法にすら耐えられる頑強さを誇るから。
「紅蓮蹴波!」
「おっと!」
ミヤビは炎熱拳だけでなく炎熱付加された蹴りも加えてきた。“キルシュブリューテ”で両腕を弾いた直後ということもあって、あご狙いで振り上げられた蹴りを上半身を反らすことで回避・・・してすぐに「ぎゃう!?」お腹に突き蹴りを食らって吹っ飛んだ。トイレの内壁に叩き付けられるわ、お腹を蹴られるわで「げほっ、えほっ!」激しく咽る。
「煉牙灼星 爆帝 双焔掌!!」
炎というより最早光のようにも見える強烈な炎を付加した、ルシル直伝の両掌底攻撃を発動して迫り来るミヤビに、「ちょっと調子乗りすぎかな?」って笑みを向ける。
――光牙針
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