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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第24話。変人の年末。
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れた―と言いながら元気に騒いでいるたいがーに苦笑しながら景色に目を向ける。

「いい景色やー。見えるか姉ちゃん?」
「よく見えるわ。一面赤土色の屋根が連なってるのがいいわね。」
「おっ、中々ええコメントやないの。」

フフンッと胸を張る姉ちゃん。どれどれーっとへばっていたたいがーもやってくる。

途中に通り過ぎたサンタンジェロ城もよく見える。素晴しい天気に感謝だな。

「ん?」

眼を凝らしてみると、なんといつぞかの青い髪のシスターが見える。マジか。城に住んでるんか?

「なあなあ姉ちゃん。」
「なに?」
「シスターってあの城に住んでいるん?」
「シスター?」

そう言って目の前の城を指差す晋吾。

「・・晋吾。多分それはシスターじゃないわ。」
「マジで?」

小声で話すイリヤの言葉に驚愕する晋吾。マジか、コスプレだったのか。

「サンタンジェロ城は観光地としても有名だけど、実は・・・・死徒の保管所でもあるのよ。」

なにそれガチで怖い。

「そんなところを我がもの顔でウロつけるのは・・十中八九埋葬機関の人間ね。・・・・人間じゃないのもいるけど。」

そうなのか・・・・キチガイエリート集団の埋葬機関で殺さんでいい判定の死徒でシスターのコスプレをする。うん。素晴しき変人ですね。

「ちょっと速めだけど帰った方がええかのぉ?」
「何で?」
「いや昨晩二十七祖狩りましてね。」
「は?」

帰り道、姉ちゃんが寝るとき以外ずっと怒られた。要約すると、

「もうッ!心配したんだから!!バカバカバカぁああ〜〜!」

って所だろう。自分の姉が最強の萌えキャラであると誇っていいだろうか?









日本に帰ってきて家についたらもう大みそかの準備、正月の準備が万全な状態であった。

おぅ・・もうやることねぇ。流石シロちゃんと言っておこう。今日で部活の冬練習が終わったと言うのにこの子は・・・・

久しぶりの士郎料理長の食事を頂いたら涙が出そうになった。おふくろの味ならぬ弟の味である。

ちなみに、流石のたいがーも年末ぐらい実家で過ごす。

藤村組組長の一人娘として、新年のご挨拶を務めるらしく、毎年親父とシロちゃんと一緒に組長さんに挨拶に行ったときに見るが、孫にも衣装っていうか虎にも衣装だった。

が、一年で一回の女を見せた反動か、二日から四日まで俺ん家でひたすらミカンを食べる寝正月。

ミカンが切れるとガ―ガ―うっさいので大量のミカンを購入しているのである。・・・・俺もミカン好きだし。

大みそかは例年の如くガキつかか紅白かでシロちゃんとじゃんけん大会。

今年も俺が
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