第24話。変人の年末。
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れているのに気づき、最大7つであった分割思考が
35と単純に5倍になっていて大いに慌てるのであった。
SIDE OUT
シオンが慌て始める三十と数時間前、晋吾達ご一行は旅行の最終日を過ごしていた。
最終日はバチカン観光。親父はまさかバチカンに行くことになるとは・・・・と感慨げな表情で言っていた。
大みそかも近いためか、ミサの準備がされている所もあり、一年の終わりを感じられる。
そう言えばうちも帰ったら準備しないとなー。まぁ、シロちゃんが粗方用意しているだろうが。
俺たちの内に宗教家のものは一人もいないが、学術的に興味や、芸術的な興味を刺激するこの国はこの世に生を受けたならば一度は行ってみた方がいいと
実際に目のあたりにして感じた。んー。流石バチカンと言ったところか。やはりシロちゃんも来ればよかったのに。
バチカン宮殿は流石の一言だった。前世でフランスの美術館に行った時は小難しい言葉を並べたくなったが、逆にバチカンは一言で纏めたくなると言うのだから面白い。
ちなみにだが宮殿に入る前に1時間ほど並んだのだが、その列の並びに沿うようにアコーディオン弾きの男の子がちらほら。
つい『俺の歌を聞け―ーー!!』っと乱入したくなったが(というか目の前まで行った)、姉ちゃんに首根っこ掴まれて止められた
ぬぅ、最近姉ちゃんが俺に対して全くの遠慮がなくなったのは、喜ぶべきなのか悲しむべきなのか?
またステンドグラスは、爺ちゃんの家にもあったがまた違った凄味を抱かせる。
でもサンタンジェロ城が爺ちゃん家より小さかったのにはなんとも言えなかった。
サンピエトロ寺院はでかくて綺麗だった。親父曰く、露出が多いカッコだと中に入れないらしい。短パンでもアウトのコト。
幸い全員普通の服装だったので問題ない。というか、姉ちゃんは兎も角、たいがーの露出過多の服とか見たことないんだけど。
冬はたいがーカラーのしましまTシャツに緑のワンピースみたいの上に着て、夏はTシャツにサブリナパンツ(多分あってる)を着る。
今?いつもの服装冬バージョンだ。・・・・あとでいってやろう。あのオシャレ?ナニソレ?な舞弥姉ちゃんの方が服装しっかりしてるぞ?って。
上に登れるらしいので行ってみることに。しかし、狭い・長い・壁が斜め・傾斜が急という訳の分からん階段を上るはめに。
すれ違う人達もひいこらと息切れしながら登っている。親父?階段を見た瞬間に「下で待ってる。」と宣言しました。
へたれの極みだがいい判断だ。姉ちゃんは俺が抱っこし、たいがーと一緒に登って行く。
「着いた―!」
「お疲れさん。」
疲
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